バラエティに富んだライター陣による不動産レポート

【突撃取材】中村橋・有限会社アンジュさん

不動産屋さんを取材する「突撃取材レポート」も、第11回になりました~! 今回は、東京都練馬区、西武池袋線「中村橋駅」にある有限会社アンジュさんです。社長の田口恵子さんと、社員の野澤克資さん、お2人からアンケートにお答え頂きました。同時にお答え頂けたのは初めてで、嬉しかったです。それでは、行ってみましょう~。

--------編集部
宜しくお願いいたします。実は、中村橋って、わたしにとって縁ある街なんです。編集長が練馬生まれ練馬育ちで、豊島園の裏に住んでいます。ご家族揃って、接骨院で治療をしていて、わたしも腰痛で悩まされていたので、紹介いただき、治療に通っていますが、腕のいい先生で、わたし自身も事務員として2年間お手伝いしていたんです。
最近になって、中村橋の練馬美術館近くに、金土の2日しか開いていない、超穴場のカフェがあるのを知って、ファンで、通っています(笑)女性がひとりでも入れて、ランチもデザートもアルコールも頂ける、安心できるカフェなんです*そんなことから、中村橋って聞くとちょっと懐かしい、親近感がある街なので、この突撃取材で中村橋の不動産屋さんが来たのは、凄く嬉しかったです!

--------有限会社アンジュ・野澤克資さん(以下、野澤さん)
ちなみに弊社は、2日しか開いていない、その、超穴場カフェ「SnowGoose」さんの二件隣りなんですよ(笑) せっかくならそのカフェで取材…といきたいところだったんですが、金・土のみの営業では、ちょっと難しかったですね。

--------編集部
すっごい、びっくりです!! なんていう偶然なんでしょうね~* 実際に、写真撮りに伺ったのですが、あ、なんだ、ここだったの! 普通に、見てたし、素通りしてたよと笑っちゃいました* かなりもう、うきうきです*

--------有限会社アンジュ・田口恵子さん(以下、田口さん)
私も、あなたを一目見て「どこかで見てるかも。すれ違ってるかもしれない」と思いましたよ。私、中村橋、大好きなんです。親の代から(祖父母も)中村橋で生活し、生まれ育った街ですから、こよなく愛しています。千川通りを馬車が通っていたのも、千川が川として存在していたことも知っています。今は、おじさん・おばさんになっている同級生が商店街の主人だったり、アパート・マンション経営をしている昔からの知り合いがいっぱいいます。中村橋は、生活し易いんです。スーパー、コンビニ、多数で物価が安い。人が良い。優しい思いやりのある人が多い。誰もが、自分の事のように心配し親身に相談に乗ってくれる。中村橋の街の発展を願ってやみません。

--------編集部
田口さんは、中村橋にずっとお住まいだったんですね。中村橋というと、千川通りの桜が綺麗なのが有名で、バスも、荻窪や阿佐ヶ谷に行けるので、出易いですし、あと、閑静な高級住宅街というイメージがあります。

--------田口さん
駅前の、西友も深夜1時までやってるし、駅の中には、「Emio中村橋」ができましたし、スーパーやまさん、ツルカメランド、オリンピック、とにかくスーパーが多いんです。中杉通り商店街、サンツ中村橋商店街など、商店街もあるので、他に行かなくて済むんです。よそから買物にいらして、買物帰りに、便利だからと、住みたい人が飛び込んでくることが多いんです。とても住みやすいので賃貸物件は多いのですが、売り物件は少ないですね。

--------編集部
なるほど、そうかもしれません! 実際に、最近、中村橋で中古物件無いか、探してるんですが、なかなか無いんですよねえ。あっても高くて・・・。お2人は、不動産業をやるきっかけというのは、なんだったんでしょうか?

--------野澤さん
以前は、パソコン教室の講師、SEをやっていました。たまたまご縁があって、現在の会社の社長に誘われました。接客が好きで、コンサルティング的なことが自分に向いていると思ったのと、努力次第で大きな収入を得られそうに思ったこと。自分がいずれ持ちたい資産についての勉強ができること。年を取っても長く続けられそうな職業であること。それらの理由で入社したのですが、なんといっても、魅かれたのは、社長の人柄です。とっても面倒見が良い方なんですよ。家族のように接していただいています。まだ開業して間もない小さな会社ですので、広告作成や社内の情報システム整備に自分のスキルを生かし、色々な分野にチャレンジできる。今、こうして働いていて、とても楽しいです。

--------編集部
うわ~。野澤さん、嬉しそうですねえ。

--------野澤さん
はい、やはり、この仕事は、「ありがとう」と言われる職業だということですね。日々、色々な方と接することができるので、仕事を通じてお話しする中で、勉強になることが沢山あります。入社して思ったんですが、今の会社を好きな理由は「こういう不動産屋でありたい」という理念の部分が、自分と一致しているんです。これは大きいなあと思います。

--------編集部
社長の田口さん、どうですかー。社員の方からこのように言って貰えると、目が垂れ下がっちゃうんじゃないでしょうか?

--------田口さん
嬉しいです~いとおしく感じます! 私自身は、大学卒業後、某高校の教員を37年間務めました。家庭科です。調理実習や浴衣の作り方を教えたり、卒業生に在校生で手作りのコサージュを作って卒業祝いとしてプレゼントしたり。私の人生の大半を懸けておりましたから、現在の仕事の基盤はそこにあります。カウンセリング、生活指導、国際交流部の主任をしていましたので、相手の気持ちを理解し掴む・信頼関係を結ぶ・良い方向に導く等、人との関わり、コミュニケーションには、自信がありました。

本来、人の上に立ちたいという願望がありましたので、常に何かをやりたいという気持ちはありました。最初は20代で手芸店を持ちたいと考え、その後は、教室を持ちたいと思い、実際に持ちました。ですから、不動産業に関わったのは、58歳頃からなんです。


(社長の田口さんに、これ読んでみてと渡された、「お茶って、お茶目」(佐野祐美子さん著)という、茶道の本。田口さんと同じ学校で茶道を教えていた先生で、田口さんが出版を薦めたそうです)

--------編集部
そうだったんですか!! なんでまた不動産屋さんに?!

--------田口さん
結婚をするに当たり、今まで貯めていたお金を持参したのでは、生活費に消えてしまうのではないかと思い、当時大相撲大鵬が、宣伝していた別荘というのに興味を持ち、千葉に別荘地を買いました。その土地に自分で設計をして、小さな家を建てたのが原点です。

実は私の親は、私が小学生のときに土地を買ってアパートを建て、その収益で、私たち姉妹は、大学まで行かせてもらうことが出来たので、収益財産の魅力は、その当時から感じていました。結婚後、少しお金がたまると、家、土地を買い、アパート経営をするようになり、不動産屋との付き合いをしていくうちに、自分で自分のアパートの借主を探せたらと、不動産の資格を取りました。

--------編集部
そうだったんですね~。そういった親御さんの環境、影響が無ければ、不動産の収益については、わからなかったことですよねえ。

--------田口さん
まだまだ家を買いたいし、自分のアパートの管理は、自分の会社を通して行いたい。そう思って、会社を設立しました。ですから、別の不動産会社で修行をして…ということは、全く無いんですよ。会社名は、『ア』で始まる名前で(ネット検索で最初に来るように?)洒落た名前を英語・フランス語等で探していて、エンジェル(天使)のフランス語が、アンジュでしたので決定しました。

--------編集部
ネット検索で最初に来るように「ア」で始まる名前を意識したというのは、面白いです。アンジュって、天使っていう意味だったんですね!
社長になったことで、社員教育において、心がけてることはありますか? 野澤さんは、もし可愛い後輩が入ってきたとしたら、どんなふうに指導していきたいとお考えですか? 後輩に向けてのアドバイスなどあれば、お願いします。

--------田口さん
社員は家族(息子)と同じと考えています。一緒に考えて、一緒に会社を盛り上げていこう。ということを心がけています。実際に、私の息子も賃貸部門で、野澤君と一緒に働いています。私が売買担当。二人が賃貸担当。弊社の雰囲気は、フレキシブル、自由、個性を大切にに!! というところでしょうか。

--------野澤さん
後輩が入るなら、素直で明るく、前向きな人がいいです。もうひとつ求めるなら、親のしつけがしっかりした人がいいですね。仕事のほうは、少しづつ実務を任せながら、徐々に覚えてもらいます。人にはそれぞれ個性があるので、その人の良いところを伸ばしてあげたいですね。
アドバイスとしては、大家さんから、学生客まで、世代を超えたお付き合いが多くなるので、各世代間の人生観・ライフスタイルの違いなどを敏感に捉えられる様な勉強をするといいのではないでしょうか?

--------田口さん
私、自分の会社では、パソコンがあるのが好きなんです。パソコンは、私の趣味の一つでした。ホームビルダーですけど、ホームページを作って、自分の主張を発信していた時期もありました。実は、母親の介護でつきっきりで、外に出られない時期があったんです。その時に、ホームページを作ったのがきっかけで、同じように介護をしている、外に出られない方や、いろんな仲間を作るきっかけになり、交流の場になりました。

--------野澤さん
私の趣味もWEBです。あと読書。古代ローマ関係の書籍を多く読んでいます。最近、なるほどと思ったのは、勝間和代さんの本です。WEBは、SEOとCMSを勉強中でして、個人サイトと会社サイトで実験中です。半分仕事かも知れませんが、楽しんでやっているので趣味ですね。

--------編集部
その、インターネットでホームページを使って、物件の情報などを掲載・ご紹介・ご宣伝していくわけですが、インターネットでの物件情報について、お考えなどございますか?

--------野澤さん
インターネットの普及から、早いもので約10年近い年月が流れ、不動産業界も普及以前から較べたら、物件探しが大変便利になったように見えるかもしれません。しかし、ユーザーの側から見れば、物件探しはまだまだ便利とは言い難い状況で、下手をすると、ネット普及以前よりも、垂れ流しの情報の波に呑みこまれてしまう分、ますます大変になっているようにも見えます。

物件探しのスタートはまずネットから、が、スタンダードとなったこれからの時代に、業界として応えてゆくには、まず物件情報の「量」よりも「質」を高めることにあるのではないかと思います。ネットという新しいツールを手に入れたのだから、その利用に則した新しい仕組みづくりが必要なのではないかと。

例えば、デジタルデータの特性のひとつに簡単にコピーが作れることがありますが、手軽に出来るだけに、きちんと管理をしないと情報の粗製乱造につながりやすい。ネット上に横行しているおとり広告は、悪意でやっているものもあるのかもしれませんし、ただ単に広告転載先の管理が行き届いていない場合なども多いように思うんです。掲載や転載に関して明確な基準、ルール作りが必要な好例ではないかと思います。

社会は一応の情報化を果たし、大量に垂れ流される情報の是非を問う時代に入ったと感じます。不動産業界がいち早くこの流れに対応し、さらなる発展を遂げることを願います。

--------編集部
う~ん。この、おとり広告については、トラブルも多いですよね。インターネットって、情報を出せる反面、責任が伴いますので、質のいい情報提供というのは、同感です。ネットでHPで出している以上、切実なテーマではないかと思いますね。では、実際の現場での不動産業務で、お考えになること、感じることなどは、どうでしょうか?

--------田口さん
一般のお客様は、不動産屋を選ぶべきだと思います。自分が求めている住宅の内、重要順位をはっきりとさせて、不動産屋に出来るだけ包み隠さず話しておくこと。第一印象で決めずじっくり考えて決める。物件を多く見せてもらうことが、重要でしょう。

不動産業者側は、お客さんが真に求めている物件が(お客様にとって重要な部分)何であるかを把握すること。売主からの資料とは別に、独自で物件の調査をする。自分が買うつもりでじっくり隅から隅まで調べまくる。そういった細かな小さなことの積み重ねが信頼に繋がると思います。

--------野澤さん
自分の経験ですが、以前、傾斜地に建てられたマンションの半地下階の一室を借りたことがありましたが、カビに悩まされて大変でした。普通にクローゼットにしまっておいた衣服にカビが生えたんです。逆に、家賃交渉を頑張ってくれた不動産屋さんもありました。入居審査の際、多少条件が悪くても、交渉をして入居できるように計らってくれました。

今は物件の情報を集める気になれば、いくらでも情報が集められますので、まず自分が住みたい物件の相場観を持つこと。あとは、100%希望条件に合う物件というのはなかなかないので、希望条件にメリハリをつけておくことが大事だと思います。

不動産業者は、基本的な事ですが、オーナー様とお客様の双方が納得できるように、契約内容をまとめること。小さなことでも、とにかく確認を忘れないこと。オーナー様もお客様も抜けてしまうことがあるので、常に想像力を働かせて将来的なトラブルの元に「気づく」ことが、業者側の求められていることだと考えます。


(話しをしていて、田口さんが紫色がお好きだとわかりました。わたしも紫色好きなので嬉しかったり♪このお人形も、紫色でした)

--------田口さん
弊社の特徴でもあり、心がけていることなのですが、一人ひとりのお客さまからじっくり話を聞き、時間をかけて、ご希望の物件に到達するまで面倒を見るように努めています。契約後も何かと事務所に立ち寄っては、良い物件だったとお礼を言われたり話し込んでいってくださいます。また、お客さんをご紹介して下さったり、家族が増えたからと次の物件を探して欲しい等、関係が続いています。

--------野澤さん
実は、私自身も、このアンジュの顧客だったんです(笑)こちらで、賃貸物件がないかとお尋ねし、今の住まいを探させて頂いたんです。それで、家探しから引越しまでお世話になって、近かったものですから、よく遊びに来ているうちに、図面を作ってらして、大変そうだったのでお手伝いしているうちに、いつのまにか、電話を取るようになり、そして、受付をやるようになり、そして最後には、お客様をご案内するにまで至りまして・・・(笑)

--------編集部
そうだったんですか~!!! いやいや、そういうことだったとは! なんか、嬉しいですよ* 信頼関係っていいですよね。 気軽にお茶を飲みにこれて、きさくに近況報告が出来て、入居した、購入した後も、なにかあれば、相談にいける、誰かが探していたら、ここいい不動産屋さんなんだよと紹介できる、案内し連れて来れるって、嬉しいですし、ありがたいことです。 次に、不動産業界で、改善すべき問題点などについては、日頃、どのようにお考えですか?

--------野澤さん
不動産業界に限らないのかも知れませんが、感性の鈍い方が多いように思います。知識や資格の上にあぐらをかいて、仕事の本質が見えてない方が多いような気がします。業界全体の情報公開の質の向上と、その仕組みづくりが必要と感じますね。その部分の公正が保たれて、初めて、サービス重視で勝負できる業者が育つと思います。これは、弊社単体では難しいでしょう。まずは問題提起。それから、まわりが無視できなくなるくらい、弊社のファンを作ることが第一歩でしょうか。地道に弛まず頑張ります。

--------田口さん
不動産業界の問題点については、まだ分からないことも多いですが、やはり、一人ひとりのお客さんと、正面から向き合って、希望の物件を探すこと。じっくり時間をかけて、物件を調べ確認すること。これに尽きるのではないでしょうか。


(オーストラリアの高さ15mの奇岩ウェーブロック)

--------編集部
うーん。なんか、もし、自分が実際、不動産屋さんに勤めていたとしたら、凄くドキドキしてしまいますね。そこまでできているかなあ~って。
でも、不動産以外でも、対人間関係にも、あてはまるような気がします。そうそう、田口さん、パソコンのほかにも、ご趣味が多彩のようですね?

--------田口さん
趣味多数です!! パソコンのほかには、資格を取ること。宅建も趣味の一つだったかもしれません!? 宅地建物取引主任者、マンション管理士、マンション業務主任、ファイナンシャルプランナー2級。今は、ファイナンシャルプランナー1級を目指してます。お茶・お花の資格もありますが、今は、時間が無く出来ません。最後は、温泉旅行。国内・外国共に行きます。入ります。特技は、手芸全般と英会話・中国語会話。作れるものは、何でも作ります。


(ウェーブロックのある巨岩の上から東に向けて。西の空に太陽が沈む瞬間)

そして、なんといっても、やっぱり、海外旅行。ツアーでは行きません。チケットのみ購入し、あとは、現地に着いてからレンタカーを調達、リュック一つで、気ままに旅行です。ホテルも予約しません。現地調達です。海外に行ったら日本語は話しません。行った国は、30以上あります。カナダ、ニューヨーク、中国、シンガポール、グランドキャニオン、オーストラリアは、前日に手首骨折して吊って行きました。ウェーブロックもよかった。スカンジナビア半島で見たオーロラも凄かった。エアコンが効かなくて、直して欲しいとお願いしたら、窓一面よく見えるお部屋に案内されて。ラッキーでした。そうですね、オーストラリア、ニュージーランド、アイスランドもよかったですよ。


(コアラを抱いてきた、コフヌ・コアラ・パークの小鳥館にて)

--------編集部
活動的ですね~! 恐れ入ります! なんか、ひとつのところに、じっとしていない感じがしますが、ほんとうに、パワフルで、エネルギーを感じます! まだまだ、これからも、楽しんで飛び跳ねてください! ご旅行の話ももっとお聞きしたいのですが、最後に、お2人は、ご自身の生活や仕事の中で、ポリシーなどございますか? また、不動産の仕事は、ご自身にとって、なんですか?

--------野澤さん
どんなときでも驕らないこと。合理的であるべきですが、他者への思いやりを忘れないこと。弛まず努力すること。不動産の仕事は、自分なりの社会貢献でしょうか。人生の基盤となる大切な資産にも係らず、知識の不足から、おざなりな選択をしているお客様が多いように思います。ただ商売をするだけでなく、そんな方面のお手伝いもできれば、と。そして、少しでも豊かな方が増えれば、結果として、世の中全体が良い方向へ向かうのかな、と思っています。

--------田口さん
将来、次の世代に社長を譲ったら、その人のやり方・その人の方針で安心して全てを任せる、全てを譲るつもりでいますから、まったく心配していません。私は、一度の人生、二倍・三倍・五倍生きたい!! 自分に正直に、自分を偽らず、自分を大切に。自分を好きになれずに、他人を愛すことは出来ないと思っています。

私にとって、不動産のお仕事は、とにかく楽しい、この一言。お客様が満足していただける事が、私にとって、最大の喜びです!! うちで、借りて下さった、買って下さった方は、皆さん、喜んでくれます。お茶も飲みに来て下さいますし、お茶菓子も持ってきて下さいます。その、棚の上に飾ってある、私の似顔絵は、石の彫刻なんですよ。お客様が、ありがとうって、作って贈って下さったんです。宝物です。

仲介手数料をいっぱい貰って儲ける気はありません。適正価格の範囲内で、ご満足いただけるよう、お手伝いすることが、この仕事だと思っています。だから、おもしろいんです。売主、買主、それぞれのお客さまに喜んでもらうのが一番です。

--------編集部
う~ん。なんか「不動産」という枠組みから大きく離れて広いお話しが聞けたように思います。非常に面白かったのが、アンケートの息抜き質問で、「あなたの体が誰かと入れ替わってしまいました。万事休す! さて誰と入れ替わったか?! 」の質問に、田口さんは「赤ちゃん!!(また人生が最初から楽しめます。)」と書いてあったのが、凄く印象的でした。この一言が、とっても、田口さんをあらわしているような気がします!

また、お2人に、息抜き質問で答えて頂いた、「ご自分はどの動物に近いと思いますか。」ですが、社員の野澤さんは「羊か猫です。」社長の田口さんは「猫かライオン!!」 めっちゃ面白いです(笑*) お二方とも猫が共通のようですが、羊とライオン、当たっているような気がします(笑) それでは、最後に、皆さんへメッセージをお願い致します。本日は、有限会社アンジュの田口さん、野澤さん、お忙しい中、どうもありがとうございました!

--------田口さん
この質問アンケートは、大変面白かったです。ちょっとだけ自分を見つめることが出来ました。あなたも、これからも、多いに楽しんでくださいね。

--------野澤さん
西武池袋線沿線のお部屋探し・住まい探しなら、私ども有限会社アンジュにお任せください。特に練馬・中村橋・富士見台駅近辺は、地元中村橋出身で、はや60年在住の中村橋マイスターである社長自らが厳選した物件をお勧めします。社長をはじめ、スタッフ全員、地域密着ならではのサービスで、あなたのお部屋探しをサポートいたします。

アンジュでは、家を売る、買う、建てる、運用する時、一番重要なことは、お互いの信頼関係と考えています。自身も賃貸住宅のオーナーとして、幾度となく不動産売買の現場に立会った社長が、お客様の立場に立ってご相談を承ります。あなたとあなたの家族のためのベストを一緒に考えて行きましょう。
目先の利益追求ではなく、お客様と生涯に渡って、良い信頼関係を築いていきたい。それが、私どもの基本ポリシーです。 どうぞお気軽にご相談ください。スタッフ一同、お待ちしております。

●有限会社アンジュさんは【Fudosan.JP】から検索できます!


【突撃取材】北海道の有限会社大道開発さん

第10回になりました、不動産屋さん、業者さんを取材する「突撃取材レポート」。今回は、更に北上、北海道ですよ~! 今のこの夏の時期、涼しくて、一番いいときじゃないでしょうか? 北海道川上郡弟子屈(てしかが)町の、温泉掘削と温泉付分譲地を専門とされている、有限会社大道開発さんより、インターネット担当の、加藤憲二さんにお話しを伺います。

--------編集部
今日は、どうぞ宜しくお願いいたします。北海道と言うと、わたしの母親が、穂別(恐竜の化石が出た町)、父親は歌志内の神威というところの生まれです。なので、高校生までは夏休みの度に北海道に行って親戚の家を回りましたが、社会人になってからは、行ってないんです。また、社員旅行や遊びで、昭和新山、摩周湖(霧が綺麗に晴れて天気も良い時で爽快でした!おかげで霧の摩周湖はまだお目にかかってません・笑)阿寒湖、神威岬、札幌、小樽、登別温泉、支笏湖、網走、函館などには行ったことがありますが、北海道は、なんといっても、でっかいどう!大道開発さんのある、弟子屈(てしかが)町とは、どんなところなんでしょうか?弟子屈町の特徴など、お聞かせ下さい。


(会社の看板は無いそうですが、こちらが大道開発さん。可愛い建物です!*)

--------有限会社大道開発・加藤 憲二さん(以下、加藤さん)
弟子屈(てしかが)町は各地域の田舎と同様、人口減少が進む人口9000人前後の田舎町です。観光では有名なのが「霧の摩周湖」。屈斜路湖も有名でしょうか。温泉場としては川湯温泉がありますが、知床世界遺産と阿寒湖の中間にあることも影響してか通過型の観光地になり、宿泊客も減少の一途を辿っています。あと目につくようなものはほとんどありません。まあ、逆に言えば他はほとんど自然ばかりと言った所です。つい最近ニュースになった違法伐採がされるくらい自然しか無いといえますでしょうか。

そんな中、弟子屈町も最近から移住者誘致の企画を始め、移住体験ツアーなどを年に数回やっています。このツアーでは実際に移住した方のご自宅に訪問して生の話を聞いたりするのですが、この訪れる先の先輩移住者のほぼ全て、弟子屈町への内地からの移住者の大半が大道開発のお客様です。弊社では、自社の土地に自社で温泉を掘削するので格安で温泉付き土地を販売できるメリットを生かして多くの移住者の皆さんに喜ばれています。


(硫黄山をバックに摩周湖外輪山へのホーストレッキングの一場面)

実生活では、やはりみなさん、冬の寒さや雪の事を心配されますが、道東は比較的雪の少ない地方で、今の家では屋根の雪下しをすることはありませんので他の地域と比べると格段に冬の生活は楽だと思います。もちろん屋根から落ちた雪など家の周りの除雪はする必要がありますが、高齢化の進む昨今、屋根の雪下ろしと言う重労働がないのは大きなポイントだと思います。また、定住していれば、道(私道でも)の除雪は原則町で行ってくれますので、これも大きなポイントでしょう。

但し、財政が厳しい近年は、除雪の頻度が減ったり、丁寧さがなくなり短時間で済ませる状況になってきています。今後更に状況的には悪くなるような気がします。個人的に除雪は、私の場合は仕事の終わった夜にやることが多いですね。もちろん毎日ではありませんが、降る度に除雪は必要ですね。まとめてでも良いのですが、やはり、積もり立ての軽い雪の方が楽です。北海道では「雪かき」とは言わず「雪撥ね」と言います。文字どおり雪がさらさらで軽いので撥ね飛ばすのでそう呼ばれるのでしょう。

自然相手の遊びはいろりろあります。メインは釧路川のカヌーでしょうか。私も弟子屈に移住したあとにカヌー工房で手作りカヌーを作り、夏に内地から友達などが来ると一緒に屈斜路湖や釧路川でカヌーを楽しんでいます。ただ乗るだけでは面白く無いので時たま「沈」めて遊ぶ事も・・・(ただ単に操船に失敗したとも言いますが・・・)。

ホーストレッキングも自然を満喫できますね。川湯から摩周湖の外輪山に登る往復4時間のツアーがあるのですが、なかなかの物です。牧草地を横切り、摩周岳の裾野の原生林の中を馬の背に揺られながら登っていく。観光客のまったくいない摩周湖を眺めながらのおにぎりは格別です。
冬にはやっぱりスキーですかね。町内にスキー場があるので、渋滞なんて無関係。まあ、その分小さいスキー場ではありますが、十分楽しめます。個人的にはスノーモービルで牧草地をかっとばすのも好きです。


(社員専用温泉。自噴のアルカリ性温泉で、お肌つるつるです。泉温が57℃前後あり、源泉100%では暑くて入れませんので、これも自噴の水井戸の水でうめています。この水が摩周湖の伏流水でとても美味しい冷たい水です。自噴の温泉は道内でも数少ないものです)

--------編集部
う~ん! 頂いたお写真など見ながら今のお話を聞いてると、ほんと、うっとりしてしまいます! 加藤さんのお家や社長さんのお家も温泉つきなんですか?

--------加藤さん
会社には社員専用の温泉があり、いつでも只で利用できるのがいいですね。ちなみに、もちろん社長の自宅は温泉付きです。事務所も温泉熱による床暖房です。私の家は残念ながら温泉無しです。やはり安いとは言え坪単価は温泉があると高いですから・・・。

温泉のある暮らし、やっぱり自宅で年中温泉に入れるのは魅力ですよね。一般的には出かけて入るのが普通ですから。それが、北海道の自然の中で、しかもどこにも行かずに温泉が楽しめる、究極の贅沢だと思いますよ。
弊社の温泉では加温している所はありませんので、湧かす経費も削減されます。温泉を暖房に使う事は許可していませんが、燃料費が天井知らずの昨今、家計的には大いに助かるのではないでしょうか。

--------編集部
自宅に温泉があったら、最高ですよ~! でも、北海道と聞くと、とにかく寒い! 暖房費がかさむのではという余計な心配をしてしまいます。実際に暮らしていて、やはり寒いのでしょうか?

--------加藤さん
気温的には、やはり寒いですね。真冬なら氷点下20℃も普通ですから。しかし、最近の住宅は高断熱・高気密住宅が普通ですから、家の中は快適ですよ。私も東京で暮らしていましたが、冬は東京の家の方が寒かった気がします。もちろん古い家でしたが。

暖房費はある程度覚悟した方がいいですね。特に燃料費の上がっている今は。我が家は古い効率の悪い床暖房なので今年の冬の暖房費が少し心配です。北海道の冬でも家の中はTシャツだ!なんて良く聞きますが、東京の冬、家の中でも長袖にセーターが普通の生活をしていた人間にとってはTシャツで過ごそうなんて考えられません。うちの場合は、床暖房を低い温度設定にして、ピンポイントで必要な部屋(居間など)だけストーブを焚いてしのぎます。


 (摩周湖の外輪山から眺める雄阿寒岳方面)
 
田舎暮らしで薪ストーブと言う方も多くいらっしゃいますが、私的には、薪ストーブを主暖房にするのはお薦めしません。薪ストーブはサブ的に使うか、雰囲気作りに使う程度の方が良いと思います。毎年の薪作りが結構な重労働です。体力のあるうちはいいのですが、年をとって体力がなくなった時のことを考えるとあまりお薦めはできません。

--------編集部
北海道に住む以上、避けて通れない寒さと暖房と雪。でも、高断熱・高気密住の住宅機能、改めて重要なんだなと実感しました。
加藤さんは、インターネット担当ということですが、加藤さんが思う、不動産業者のよりよいHPについて、お聞かせ下さい。

--------加藤さん
私の場合、まず作りはじめに考えたのが、余分な広告は一切入れたく無い、ということ。なのでボタンやら全てのパーツは自分で作りました。できるだけシンプルに…のはずだったのですが、あれもやりたい、これもやりたい、あれも載せろ、これも載せろ等々で結構ページが増えてしまいました。

本来は物件がメインなのですが、物件以外の弟子屈の実際をできるだけ紹介しようと勤めています。と、言っても「あにまる絵日記」などは完全に趣味のページですね。当社の場合、対象は移住者がほとんどですので、移住者である私の目から見た北海道を紹介できればと考えつくりました。北海道と内地の違いが面白おかしく紹介できていると思っています。実際に見る事ができた動植物達ですので紹介兼自慢(?)のページです。あにまる絵日記のおかげでテンの写真が図鑑に採用されたこともあったんですよ。

--------編集部
そうだったんですか* 「あにまる絵日記」では、テンや鹿などの写真が、可愛いですし、方言や生活習慣のページも面白かったです。 こういうページがあると、興味がぐっと増しますし、弟子屈町を知っていただき、楽しめる有効的な近道だと思います。

--------加藤さん
ライブカメラなどは社長のアイディアなのですが、冬の雪の季節は結構見てもらえています。リアルの弟子屈が見れるのがいいですね。本当はもっと高い位置に設置すれば景色的に面白くなるのですが、その分、野鳥のエサ台などで楽しんでもらえたらと思います。
情報は素早く! 自社で制作・管理を全てやっているので、新しい情報のアップもすぐ出来ますし、最近では、更新の情報を希望者にいち早くメールでお知らせするなど、新鮮なものは新鮮なうちにをこころがけています。本当は物件の検索ができる様にしたいとは思うのですが、いかんせん私の技術力ではそこまでいきません。そんな力不足を「物件早見表」を作って補っているのですが・・・不動産業者のよりよいHPですか? 「シンプル イズ ベスト」が良いと思うのですが。

--------編集部
加藤さん、お写真、お上手ですよね。今回送って頂いたお写真、どれも素敵で* それでは、不動産についての質問をさせて頂きますね。大道開発さんでは、新築住宅などのご案内の際、気をつけられていることなど、ございますか?

--------加藤さん
良いことより悪い事を言うようにしています。物件の良い面はひとまず置いておいて、悪い面からチェックする。悪い面が妥協できる範囲内であれば良い面に目を向ける。お客様は、自分の希望条件に優先順位をハッキリとつけ、妥協できるラインを明確にさせておくことが重要だと思います。

不動産業界では、売主での中古住宅販売が厳しすぎるように感じます。田舎業者の扱う田舎の中古住宅の多くは古く、当然のようにあまり手入れが出来ない、手入れをしていない状態が多いです。いろいろ不具合が見える所、見えない所ありますが、私達はそれを含めた価格設定をいたしますが、お客様は価格は安く、建物は新築同様の完璧さを求める傾向があります。ひとつひとつ逐一全部に瑕疵担保責任を問われてしまうと、田舎の中古住宅を売主として販売することは、ほぼ不可能に近い形になってしまうかもしれません。


 (摩周湖外輪山ホーストレッキングで。外輪山で摩周湖をバックに)

非常に難しい問題ではありますが、ひとつひとつ、誤解や行き違いの無いようにご納得頂ける様、取り組むしかないと思っています。弊社では、社長のご子息が弟子屈で1級建築士事務所をやっていますので、中古住宅のご案内時には、お客様からのご希望があれば同行してもらっています。

--------編集部
そういえば、加藤さんの、大道開発さんに就職した、不動産屋さんで働くきっかけ、というのは、そもそも、なんだったんでしょうか?

--------加藤さん
父親と共有で土地を買ったのが、今働いている大道開発からなんです。不動産業界とまったく縁のなかった私は、大道開発で働く考えはありませんでした。当時、勤めていた会社と反りがあわなくなっていて、仕事が見つかれば家を建てて一緒に移住しようと考え、弟子屈に職探しに来た時に、大道開発に立ち寄り、社長に挨拶したのです。

後日、弟子屈で買った求人誌で大道開発のアルバイト募集記事を見つけました。挨拶の時には、大道開発の求人の話は知りませんでしたので、驚きました。その仕事と言うのが宅建業とは関係のないPCオペレーター募集で週に2~3日の求人だったんです。

前職は製版業界でコンピューターのオペレーター(合成や修正など)をしていた関係で、マッキントッシュも触っており、大道開発が導入したパソコンもMacという事もあり、これは何かの縁と勝手に決めつけて、大道開発の社長に「Macなら触れます。雑誌等にだす広告も自社でできるようになります。」また、当時はインターネットが今程普及する前の始まりの時期で、「自社のホームページも作りましょう」等々、アルバイト求人だったのを正社員として雇ってもらったのが始まりです。私の出来る仕事がちょうど求人で出ていたというタイミングで社長に私の出来る事を売り込んだ結果、働けることになった。でも、実際は社長の人の良さで雇ってもらったと言う方が現実だと思います。


(スノーモービルで引っ張ってもらい、刺激的に爆走)

--------編集部
そうだったんですか~* 勢いのあるセールスアピールが伝わったんですね~! 絶妙な偶然ですね!

--------加藤さん
そうなんです。田舎ではなかなか仕事はありません。それが今までの延長線上の仕事となると更に狭き門になり、しかも勤務場所が家から近いとなればほとんど見つける事は不可能です。それがこんな好条件で見つかったとなれば、より好みしている余裕はありません、給料や待遇面で文句なんか言っていられません。当時は、トラックの運転手でも出来ればと、大型の免許を取得したくらいですから。前職の延長線上の仕事ができる事と、当時先端のインターネットも出来る事。この魅力は大きかった。。

--------編集部
うわ~。ありがたいですねえ。実際、働いてみて、今日まで、どうですか?後輩の方の教育などは?

--------加藤さん
すごく楽しいですよ。今の会社は自由があるので好きですね。自分の仕事を自分のペースでできるし、9割方の内容は自分で決めれる。残業もないので楽。残業は自由意志でするので、仕事の配分を考え、する必要がなければする必要がないし、上司(社長)から残業を強制されることもありませんし。仕事が片付かないで困るのは自分だし、代わりにやってくれる人がいないので、全て自分にかえってくるので残業は自分次第。前の会社では考えられなかった。
まあ、前の会社では残業代は出ましたけど(苦笑)毎年1~2回位ある強制宿直も好きですよ。まあ、単に地吹雪で帰れなくなるだけなんですが・・・この時ばかりは事務所に温泉がないのが恨めしいですね。

後輩ですか。嫁さんになってくれる後輩でしたら大歓迎なのですが(笑)これは冗談半分・本気半分です。一度教えた事について、2度目からはまず自分で考えさせる。聞いて来てもまずは自分で考え、やらせる。間違えても何も言わない。回復不可能な間違いをしそうな場合は注意する。そんなふうに、自分で考える力を養っていってもらいたいですね。


 (大道開発さんのロゴにも使っている草原)

--------編集部
なるほどお。加藤さんの後ろにいらっしゃる社長さんや、温泉、弟子屈町の自然が浮かんでくるようでした。大道開発の加藤憲二さん、このたびは、どうもありがとうございました!それでは、最後に、読んで下さってる皆さんへメッセージをどうぞ!

--------加藤さん
弟子屈(てしかが)町にあります、有限会社大道開発では、屈斜路湖、摩周湖など、北海道の大自然を満喫できる温泉付き住宅や土地、広大な物件、池があり川が流れる土地など、田舎暮らしに適したいろいろなタイプの物件をご紹介できます。
だれにでもいいという八方美人な土地はありません。人それぞれ求めるものは違います。だからこそ、それぞれの希望に答えられる土地をご紹介できればと思っています。

雄大な自然、豊富な温泉とすばらしい地下水も魅力のひとつですが、北海道、ことに東部・北部は冬が厳しいのは現実ですが、北海道で開発された高断熱・高気密の建物は、まったく従来の考えを一掃するもので、家の中はどこも暖かく、本州から移住された人も“冬こそ北海道”と言っていただける位です。皆さまのご希望にかなった土地・物件をお探し致します。お気軽にご相談下さい。


■有限会社大道開発さんは【Fudosan.JP】から検索できます!


【突撃取材】秋田の木場株式会社さん

第9回になりました、不動産屋さん、業者さんを取材する「突撃取材レポート」。
今回は、秋田市から、木場株式会社さんです。中古住宅の売買、増改築、プチリフォームなどに力を入れている木場株式会社さん。
どんなお話しが聞けますでしょうか。楽しみです!

--------編集部
今日はどうぞ宜しくお願いいたします。まず、木場さんが、不動産業で働くきっかけというのは、なんだったのでしょうか?

--------木場株式会社・木場勝之さん(以下、木場さん)
建築との出会いは思い出せない位、幼い頃です。
当時、父(初代)が創業した店は住宅設備機器の販売と施工をしていたため、TOTOや松下電工の総合カタログが自宅兼店舗に沢山ありました。カラーの写真で色々な商品が奇麗に載っているのが楽しくて、その頃の男の子の多くが、昆虫図鑑や怪獣・怪人カードに夢中になっていたのと同じように、商品カタログを飽きもせずに眺めていたそうです。

また、中学校ではとにかく受験が嫌だったので、合格すれば後は受験がないという高等専門学校を受験したのですが、何とか入学できたことも技術系に進む契機のひとつでした。

高専時代はバイトに明け暮れ、クラスの仲間にも「商売人」と呼ばれるほどで、自然に親の事業を継ぐ気持ちになっていきました。長期の休みには家業を手伝ってもいたのですが、授業がある日には、手ごろなバイトをしようと、飲食業や精肉屋さん、スキーショップなどでも働いていました。

接客をして、何かを買っていただいたり、お客様にアドバイスをしたことで喜んでもらったりすることが、とても楽しかったので、商売=経営に興味が沸きました。お客様が喜んでくれると、自分も幸せな気分になれるんです。

--------編集部
なるほど。ではもう学生時代から、ありがとうと言ってもらえる、お客様が喜んでくださることが喜び、というような、働くことの喜びを肌で感じてこられたんですね。若い頃に、いろんな人から言われた、教えられた、与えられた環境の中で、気づく事ができるというのは、ありがたいですね。

--------木場さん
取引のあった商社の建築資材部門に入社しましたが、父の急病で短い修行期間でした。秋田に戻ってからは、師匠のような親方に巡り会い、現場だけでなく様々なこと(大人としてのあれこれ)を教えていただきました。毎日、新しいことをおぼえられるので、楽しいことばかりでした。見るもの聞くもの全てが興味深く、その頃の思い出は今も鮮明に思い出せます。

大変だったのは、お客様に請求書を届けることが苦手で、玄関前まで行ってから、チャイムを押せずに戻ったことが何度もあります。請求書に計算間違いが有るんじゃないかとか、お名前の漢字を間違って無いかなど、直前になってから心配になるのが多かったです。どうしたらお客様が喜んでくれるかを、まず考えているという大工の棟梁の言葉は、今も迷った時に思い出しています。

--------編集部
木場さんが、学生時代、アルバイトをしているときに、お客様が喜んでくださることが、とても楽しくて、幸せな気持ちになれた、とおっしゃってましたよね。それは、大人になってから、社会人としてその道のプロとして仕事をするときも、同じということだったんですね。会社を継ぐことは、早い段階から、お考えだったんでしょうか?

--------木場さん
今の会社は、自分の苗字そのままが社名になっていますが、高校の時に、もう、色々な会社名を考えたり、ロゴマークを書いたりしてました。会社を立ち上げる、独立することは、自分を活かせる唯一の道と思っていました。

--------編集部
高校生の時には、社名やロゴマークを考えていたって、すごいですね!さすが、クラスで「商売人」と呼ばれるだけのことはありますね(笑)実際、社長になってからは、社員教育など、心がけていることはありますか?

--------木場さん
自分自身が出来ないことを社員に要求しないこと。自分の都合で無く、お客様の立場で考えること。作業する人が仕事がし易いように、段取りすること。無理なことはしない。危険なことはしない。ルールを守ること。やる気、元気、勇気を忘れない。という点を心がけています。会社の雰囲気は、自分で考えて行動することができる社員が揃っていると思っています。

また、積極的に、地域との係わり合いを持つようにしています。地域のお祭りに参加したり、管工事組合を通じて、災害時の活動。商工会議所青年部を通じて、地域活性化への取組みなどです。

--------編集部
秋田というと、「秋田美人」「酒と米が美味しい」「日本酒に強い人が多い」「日本海側で寒そう」「塩分取りすぎ」「ハタハタ」「なまはげ」という、断片的なイメージが強いです。あと、寡黙で実直な人が多いという印象があります。そして、なんとなく顔が似ているような感じがします。偶然なんでしょうけど、今までお会いした男性で、「あれ?もしかして秋田出身かな?」と思った方が3人とも秋田の方で、3人共、年齢も仕事もバラバラなのに、かもし出してる雰囲気が似ていました。そう、なんというか、熊さんみたいに、目がまん丸で、眉毛が太かったんですよ(笑)

--------木場さん
そうですね、秋田の特徴と言いますと~人間がゆっくりしている…これは、短所でもありますが。あとは、田舎なので自然が身近にあることなどは、何処の地方都市でも同じでしょうから、やはり食べ物が美味しいことですか。四季折々の旬の食べ物が豊富で、自分でも採取できます。春は山菜・タケノコ、夏は畑と海川の産物、秋はきのこ、冬は脂ののった魚と、街の中心から30分くらいのところに、山川海が有るので、手軽に自然のものが食べられます。どの地方の方も、自分の地元の料理が一番美味しいと思って居られるでしょうが、
秋田は県外から来られた方々からも「食べ物が美味しい」ことは、認めていただいており、食と酒、どちらも私自身、大好きですので、秋田に生まれて良かったと思っております。

補足しますと、「秋田美人」。美人は最近どこの地方でも増えていると思いますが、色白・もち肌・鼻の高い系の美人は確かに多く居ります。それよりも男性の美男子率も人知れず高いのではと思っています。ジャニーズ系のイケメン君はゴロゴロ、男子高校生の身体能力は全国一、学力テストも全国一(参照)ですから、文武両道・眉目秀麗の男性が多いと言うことです。お陰で、男性のサバイバルゲームが厳しいです。

「酒と米が美味しい」これはもちろんです。あきたこまちというお米は、冷めてもおいしいお米です。ただ食べ方によっては向き不向きがありますので、ご注意を!お酒は、中央で有名な「爛漫」「高清水」も有りますが、「刈穂」「新政」を私はお奨めいたします。最近は日本酒をあまり飲まなくなってきているそうで、造り酒屋さんの中には「米焼酎」を造り出した処もあります。

それから、四季がハッキリして居る。寒さも厳しいですが、暑さも厳しく、寒暖の差は全国有数のはずです。一方、食べ物にはこの気候が良い影響を与えていると、言われています。「ハタハタ」などは、昔は箱でまとめ買いというか、無料でもらったりしていましたが、今や高級魚で、年に数度しか食べられません。ハタハタで造った魚醤が「しょっつる」で、これを用いた鍋料理が冬の定番です。「なまはげ」これは正確には男鹿市の民俗ですが、秋田県全体としても財産です。

人口30万人の街からちょっと走っただけで、カモシカに会える、クマにも会いたくは無いけど会えるかも知れない自然の身近さと、季節の変化の大きさがきっと毎日の生活に新鮮な驚きと楽しみを与えてくれる街です。東北一見栄っ張りで、お洒落な男女を眺めながら、美味しい肴とお酒を楽しめます。是非一度、「日本に飽きたら、秋田に『け』」(※秋田市建都400年記念のポスターのコピー)をお試し下さい。

--------編集部
うおおお~!全国にいる、秋田出身の方が読んだら「そうそう」と大喜びされるんじゃないでしょうか!止まらない勢いですが、木場さんは、会社で好きなのが、クマの看板だそうで?

--------木場さん
はい、当社の看板に描いてある「熊のゆるキャラ」は自分でも好きで、気にいってまして、きばクマ3兄弟と名付けて、ホームページにも登場させています。初めは、重機や土地のイラストを使って、業態を表そうとしていたのが、「大工のくまさん」とか、クマに仕事の内容ごとの格好をさせたら面白く、弊社の業態が分かりやすいのではというアイディアが出て、デザイナーさんにお願いしました。

不動産屋さんの「ふどうクマ」、大工さんの「だいクマ」、土木業者さんの「どぼクマ」。見た目が弊社の特徴を良く表しているように思います。何故クマなのかは、ただ体型のせいです。単に、我が兄弟・親子の風貌が熊に似ていると言われるからキャラにしました。

--------編集部
そうだったんですか~!きばクマ3兄弟、とってもわかりやすくて、可愛くて、いいと思います!熊は、もともと、お好きなんですか?あと、秋田では、熊は身近なんですか?

--------木場さん
子供の頃、家の脇に鎖につないで熊を飼っていました。(真実です)
毎朝、目覚めてトイレに立つと、窓の外では熊がパンパン柏手を打って、食事の要求をしてました。でも可愛くは無いですよ、けっしてなつきませんから。
私は山で熊を見たことが有りませんが、最近山菜採り客のリュックサックを狙って出没する熊も居るそうで、危険な状態です。それもこれも山の自然が少なくなってきたのと、人間が熊の領域(テリトリー)で勝手な振る舞いをし、食べ残しなどを投げ捨ててきたせいです。秋田も色々な自然の危機を迎えております。

--------編集部
う~ん。深刻ですよね。熊さんの話しももっとお聞きしたいのですが、お仕事の話しに戻りまして。木場株式会社さんは、中古住宅の増改築、プチ・リフォームに力を入れているそうですね?

--------木場さん
はい、住まいのリフォームを専門に実績を積んできたので、中古住宅の売買においてもご予算に合わせた合理的なリフォームを提案できること、設備工事業と建設資材・住宅設備機器販売という側面も持っているので、水回りの工事が得意なことが特徴的です。

--------編集部
なるほど。だから、土木(どぼクマ)なのですね。

--------木場さん
業界における将来性としましては、メーカーのご都合主義がまかり通り、大量宣伝で間違ったイメージを植え付けられている状況を打破して、手に入れやすく数十年後でも補修の可能な材料を用いた堅実な住まい造りを定着させたいです。

以前より人件費について高すぎる。掛かりすぎる、無駄がある、ムラがあると言われ続け、悪者扱いをされてきてます。その為に工業化住宅やユニット工法が開発され、また市場の支持も受けて来てはいるものの、そろそろ人件費を削るやり方は限界に来ていると考えます。

またリフォーム工事や伝統的な建造物の改修などでは、経験と知識に裏付けされた職人技が必要で、その技量を後継者に伝えていくためには、技術の見返りとして或る程度の収入面での魅力も必要でしょう。

今後メスを入れるとすれば、営業費用的な面や設計・施工管理上のコストで有り、資材メーカーの流通コストの部分と考えます。また、スクラップアンドビルドを見直して、中古住宅の再生技術を全体的にレベルアップすることと、流通面でも性能保証を図ることで、その市場価値を高めることが必要と考えます。これにより、新築時のコストが生涯家計に及ぼす影響が抑えられ、若年層の資産形成もし易くなると思います。

何よりも将来に希望が持てる社会にならなければ、下請いじめによるコストダウンがいつまでもまかり通るでしょうし、その為に一企業として何が出来るかを考えていきたいと思っています。

--------編集部
わたしの住む関東地方ですと、次から次へとマンションや高層ビルが立ち並び、もう既に、過渡期のような気がしています。漠然とした危機感をうすうす感じています。誰の為の住宅なのかなあと思ってしまいます。
大事な技術を持った職人さんがいなくなってしまっては困りますし、職人さんや、現場の方たちが、きちんと生活できるよう、よりよい仕組みになっていったらいいなあと、感じました。じゃあどうすればいいのかと言われると難しいですが、今日、このようなお話を聞けただけでも、目に見えない、たくさんの、提供してくださる方々のことを少しだけ考えられるようになったように思います。

--------木場さん
誰の為の住宅。そうですね、お客様にとっての住宅でありたいですね。よく聞くお客様と業者間でのトラブルの多くは、説明不足や誤解から来る不満が原因ではないでしょうか。業者は、あまり専門用語は使わず、図や写真を利用して分かりやすく説明する。取り決めしたことやお約束は全て書面にして残すことが大事でしょう。

また、土地の分譲・新築建築・新築住宅販売のとき、不動産屋、契約者、設計士等など複数関わってきますが、重要なのは、どちらを向いて仕事をするのか?と言うことです。業者同士の和も必要ですが、最終的には費用を支払うお客様の為になることを考えて、協力し合わなければならないと考えています。

弊社も業歴の浅い不動産業者の立場ですので、あまり大きな事は言えませんが、事前の調査はしっかりしたいと思いますし、していただけたらありがたいと思っております。

--------編集部
うーん、なるほど。そのように言って頂けると、購入者側は心強いですねえ。いざというときに知らん振りされたら、泣きたくなってしまいます。

--------木場さん
購入者といえば、中古住宅・中古マンションなどの場合、購入資金の融資を受けたりすると、ついつい気持ちが大きくなってしまって、あれもこれもやりたいという状況になってしまう方が居られます。
弊社としては工事金額が大きくなることは、正直嬉しいのですが、資金計画を大きく逸脱した方向に行きそうな時は、何とかブレーキをかけるように心がけています。不要不急の工事は、この際何年か後まで待ちませんか?とお伺いしています。お客様が後後、返済に難儀をされることだけは避けたいと思っています。

--------編集部
ありがたいです~。経験あるんで、わかるんですが、ついつい、興奮&高揚しがちなんです。この際だから、この機会に、どんどんやっちゃえっていう勢いに乗ってしまう雰囲気があるんですよ。頭金500万とか、ローン3000万とか、金銭感覚も麻痺してますから、工事費用も諸経費も、10万、50万が、1万円感覚しか思えなくなってしまうんですよね。木場さんのように、仰っていただけると、す~っと冷静になれて、ありがたいです。

--------木場さん
現状の不動産業界は、消費者の信頼を得ているとは言い難いように思います。このような仕事はこの業者さん、この職人さんが得意ですよ!という、アナウンスメントが公正な機関からされると、イメージ主体の宣伝競走に走らなくても、良いと思います。広告宣伝自体を否定しているわけでは無いですよ。周辺産業への波及効果は経済的にも必要でしょうから。

--------編集部
さきほどのお話にあった、「リフォーム工事や伝統的な建造物の改修などでは、経験と知識に裏付けされた職人技が必要で、その技量を後継者に伝えていく」とつながりますでしょうか。ほんとうに、腕のいい大工さんとか、いい職人さんって、知ってる方は知ってるんだと思うんです。でも、知らない方は、まったく知りません。知る機会も無いかもしれません。『家は3回建てなくちゃわからない』という言葉があるそうですが、残念ながら、我々普通の一般人には、たったの一度で、あっぷあっぷです。職人さんが、どんな方で、何を大事に、一所懸命作られているのかということは、是非知りたいですね。また、知ることで、是非、その方にお願いしたいという気持ちも出てくるのかもしれません。

そういえば、アンケートにありました、木場さんは、ご趣味は読書だとか?

--------木場さん
趣味は読書と音楽とです。音楽は久し振りにバンドをやる予定です。読書は、歴史小説を主に乱読の傾向です。吉川英治、司馬遼太郎をはじめ山岡荘八、宮城谷昌光、高橋克彦、隆慶一郎、北方謙三、戸部新十郎、津本陽、童門冬二などの諸作品です。写真にあるのは、「猟犬エス」。父が書いた本です。あと、「ターシャーの言葉」、「スローライフで行こう」、昔、練習していたギターの写真です。

--------編集部
あ!某テレビ番組で、「親父バンド」なるものが結成されてるようですが、つい、そちらとイメージがダブってしまいました。お忙しいお仕事の合間を縫って、読書とバンドと、楽しまれてるんですね!
それでは、木場さんにとって、不動産のお仕事とは何ですか?また、大切にしていることなど、ございましたら、お聞かせ下さい。

--------木場さん
私が大切にしていることは、価値観は人それぞれに違う、ということです。自分が正しいと思うことでも、誰かにとっては間違いかも知れないし、全ての人が奨めることでも、自分にとっては合わないことかも知れない。出来れば少数の中の少数者の気持ちが分かるような人間になりたいです。

私にとって、この不動産の仕事は、「生き甲斐」です。自分の会社をもっともっと良くし、地域社会の信頼を得、地域に貢献できるようになること。同業他社とも或る面では協力し、切磋琢磨しながら、業界としての信頼を高めていけるよう、つとめていきたいと考えています。将来、次に会社を任せる人間には、事業を行なうことは苦しくて楽しいことを伝え、企業と地域の発展を託したいです。

--------編集部
今回、木場さんのお話を伺って、現地で、ヘルメットをかぶって作業をしている、陽に肌を焼きながら汗水たらして黙々と木や土と対峙している方々の姿が目に浮かびました。皆さん、それぞれの譲れない揺ぎ無いプロ意識の中で、ひとつの形を作り出して下さっている、そんな方たちのおかげで、この家と出会えるんだなあと、改めて感じました。木場さん、最後に、皆さまへメッセージをどうぞ!

--------木場さん
秋田の木場株式会社です。中古住宅の、住み替えや、売買のご相談、長年のリフォーム専門店としての実績に基づく、仲介リホームのご提案の推進に力を入れております。また「耐震」・「防火」・「防犯」を重点項目とした「安心・安全・快適住まいの創造」を目標にしております。

実は、最近、秋田のような地方では、子ども達は都会に就職してしまい、持ち家を購入しても、秋田に帰ってくる、一緒に暮らしてくれる見込みがないことが多いです。親御さん方は、「終の棲家」としての住まいを子どものために、「遺産」として守り続けたいものの、年金などの限られた収入で生活するため、子ども達に援助をお願いするわけにも行かず、住まいには手を掛けられません。

結局、「遺産」は売却するしか無くなり、子ども達は不動産業者に依頼する。何年も手入れをしていなかった住まいは評価も低く、なかなか売れない。更地にして販売しようとするが、解体工事の費用を捻出しなければならず、このまま売れなかったらと不安になる。また、残された子供たちにとっても負担が大きく、借金等あるため、遺産放棄するなど、このような残念な流れ、実情が、多いのです。

このような状況を踏まえ、弊社では、これまで頑張ってきた証として、財産を確実に残すためのお手伝いができるよう、真剣に考えています。
高齢者のご家庭が、公的な制度などを利用して、無理なく住まいを維持できるアドバイス。中古住宅の流通促進と、売れやすい住まいのご相談。予算に合わせて無駄のないリフォームのご提案など。特にリフォームについては、長年リフォーム専門店として施工を行なってきた実績に基づいたご提案が出来ると自負しています。このような得意分野を活かしながら、社会に必要とされる仕事で貢献していきたいと希望しています。

--------編集部
木場さん、お忙しいところ、どうもありがとうございました!最後の最後になって、痺れあがるようなお話しでしたが、どうぞ、きばクマ3兄弟仲良く、これからも、秋田の地を見守って頂きたく思います!どうも、ありがとうございました!

木場株式会社さんは【Fudosan.JP】から検索できます!


【突撃取材】神奈川の司法書士長谷川純平事務所さん

第8回になりました、不動産屋さん、業者さんを取材する「突撃取材レポート」。今回は、初めての、司法書士さんのご登場です!神奈川で活動している、司法書士の長谷川純平さんよりお話を伺います。

--------編集部
まず最初に、「司法書士さん」ってどんなお仕事なんでしょう?わたし自身、記憶にあるのは、編集部の事務所を購入する時の、重要事項説明にいらっしゃって、時間が無いと急いで書類をお持ちになって途中退席される方・・・というのが、司法書士さんのイメージです!(笑)
と、これでは、わからないですよね。どんな仕事なのか簡単に調べてみました。

依頼を受けて登記、供託に関する名義変更や遺産相続などの手続きの代理及び、裁判所・検察庁・法務局又は地方法務局に提出する書類の作成等の法律事務業をする国家資格の方、ということだそうです。こういう特別(?)な状況にならなければ、お願いしないであろう、司法書士さん。長谷川さんの「司法書士」の道を選ばれた、きっかけは、なんだったのですか?

--------司法書士長谷川純平事務所さん(以下、長谷川さん)
学生時代に法学部で法律を学んでいました。私が就職するころ(平成12年頃)は、日本は大不況で、民間に就職するよりは何か手に職を持ちたいと考えました。そこで出会ったのが司法書士という資格でした。司法書士は、争いを未然に防ぐために法律を活用できる資格です。いわば、調整役のようなイメージでした。弁護士という選択肢もあったのですが、口がうまいほうではなく、また、争いの中に飛び込んで意見を戦わせるより、争いを未然に防ぐ調整役のほうが性格的に合っていたので、司法書士は自分にぴったりの職業だと思い、この業界に飛び込みました。

--------編集部
なるほどお。ご自分の性格にあっていた、ということですね。実際に、働いてみて、どうですか?

--------長谷川さん
5年ほど、別の会社で経験を積ませていただきました。やってみて、わかったことは、この仕事は、一字一句の正確さを求められます。たとえば、名前一つ書くにしても「神崎」なのか「神﨑」なのか区別して書かなければなりません。一言で言うと、細かい。もともと大雑把な性格なので、非常に細かいところまで一つ一つを丁寧に仕上げていかなければならないことに非常に苦労しました。

もちろん、嬉しかったこともあります。本当に困っているご依頼者の相談にのって、その問題が自分の持っている知識、経験、法律によって解決し、ご依頼者から「ありがとうございました。本当に助かりました」といわれたときの充実感と満足感はなんといっても最高でした。

--------編集部
そうですよね。専門的な分野になりますから、高度な知識も必要でしょうし、求められるものも大きいかと思いますが、ご依頼者の方に、役立って、喜んでいただけることが一番ですよね。その他、心に残ってることなど、ございますか?

--------長谷川さん
当時の会社で教わったことなんですが、①部下を信じること。いろんな仕事をすべて任せてくださいました。そのおかげで、指示があるのを待つのではなく自分が何をしなければならないかを自分で考えて動けるようになりました。  
②ミスをチャンスだと思うこと。仕事が細かいのでミスをしてしまうとが必ずあります。ご依頼者に迷惑がかかることもあります。しかし、ミスをしてしまったことをくよくよ考えるより、その後の処理をどのようにうまくやっていくかが重要であることを教わりました。実際、ミスをして迷惑をかけてしまった依頼者のほうが、私の顔や名前を覚えていてリピートしてくださいました。事後処理をきちんと行えたからだと思います。

--------編集部
う~ん、素敵な上司の方(職場)に恵まれて、ありがたいですね。そういう場にいなければ、わからなかったことだと思います。「自分で考えて動ける力」って、どの仕事においても、必要で、どこに行っても求められるものですよね。
わたしも仕事でミスをして落ち込んだりしますが、そこに時間を費やすのではなく、どうやって最善を尽くすか、「ミスをした後」にどうやって対応するかが、次に生きる、次に繋がるきっかけになるのかもしれませんね。長谷川さんは、その後、なぜ独立しようと思われたんですか?

--------長谷川さん
独立を考えたのは、24歳からで、企業の歯車になるのが嫌だったんです。いろいろな人とかかわり、ひとの輪を広げていきたかったのです。今の職場は、アットホームな雰囲気です。内部でギスギスしていては、その雰囲気が依頼者に伝わってしまいます。何でも気軽に相談できる雰囲気を作るようにしています。
今のところ社員はいませんが、将来雇うことになったら、部下を信じること、部下のミスを責めないこと、共に成長していくことを実践していきたいです。

--------編集部
なるほど。長谷川さんが、勤めていた会社で、上司から仕事を任されたように、ですね。長谷川さんの司法事務所は、神奈川にあるんですよね?

--------長谷川さん
そうです。事務所のある、藤沢市は、都心まで1時間もあれば行くことができます。また、箱根などの避暑地にも1時間で行くことができます。海も近く簡単に遊びに行くことができますし、自然もたくさん残っているので、最高の場所だと思います。農家も多く、ご高齢者の相談に乗ることができるのも良いです。

まだ事務所を立ち上げたばかりですが、今後、団塊の世代の高齢化に伴い、法律上の様々な問題が出てくると思います。たとえば、認知症の増加により、高齢者の代わりに法律手続きを信頼して任せられる専門家が必要とされてくるでしょう。湘南地区で地域密着型を目指し、高齢者の支援を行っている団体を支援しつつ、地域の活性化に貢献できたらと思っています。

--------編集部
うーん。団塊の世代というと、ちょうど、わたしの親くらいの年代になりますが、これからは、ますます、若者一人あたりで支える高齢者の数が増えていくでしょうから、他人事ではありません。身寄りがいない、いても離れて一人で暮らしている高齢者の方も増えるかもしれません。いずれにせよ、高齢者や若い世代にもわかりやすい、入り込みやすい雰囲気ですと、大変ありがたいのですが。

--------長谷川さん
私自身、司法書士の仕事は、法律家というよりは、ボランティアもしくは法律サービスの提供をしていると考えています。今までの法律家のイメージだと堅苦しく、敷居が高いというイメージだったかもしれませんが、むしろ、相談しやすくアットホームな事務所です。
依頼者の立場から考え、難しい法律用語は使わないようにして、少しでもわかりやすく、費用の面でも事前にきちんと納得いただけるまで説明するようにしています。

--------編集部
そのようにおっしゃっていただけると、依頼する側としては安心します。すごく高学歴な人がなって、法律法律で、ばっさばっさと、機械的に処理されてしまうのかなと思っていたので、ほっとします。司法書士さんのお仕事で、将来的に考えていることなど、ございますか?また、コスト的なものは、どうでしょう?

--------長谷川さん
業界全体のコスト(価格)は適正だと思っています。扱う財産が不動産という高額なものであるため、その分責任も重いです。だまされたり、なりすましによる登記が行われてしまう可能性も考えると、常に緊張感を持ちつつ仕事をしています。時々、価格を下げて仕事量を増やそうという考えを耳にしますが、そのようにしてしまうと一件一件の案件に費やせる時間が減ってしまいます。そうなると、ミスや詐欺を見分けられなくなるということも出てくるでしょう。そのようなことから、現在の価格は適正とみています。

--------編集部
遺産相続などは、何代も前にさかのぼったり、とても込み入った案件などもありますでしょうから、ややこしい分、間違えの無いよう、時間も労力もかけて作って頂くんですものね。じっくり取り組んで頂けるほうが、安心してお願いできます。

--------長谷川さん
将来的に考えてることは、この業界にもIT化の波が押し寄せています。今後様々な法律手続きが、役所に行かずにオンラインで申請ができるようになっていくと思います。ただし、その分情報が盗まれたり、勝手に自分の情報を書き換えられたりする可能性も増えてくると思います。
たとえば、一昔前までは、家の権利書が発行されていたかと思いますが、今ではパスワードが発行されるようになっています。パスワードは権利書とは違い、情報なのでひとたび盗まれてしまうと、極端な話、何百人もがその情報を知りえてしまいます。そうした個人情報の管理や不正な法律手続きを少しでも防ぐことができるよう、登記のご依頼があった時には本人確認を厳格に行うようにしています。
一方、手続きがオンラインでできるようになるため、その分浮いた時間を、ご依頼者との相談にあてていきたいと思っています。

--------編集部
インターネットでのパスワードに対する考え方は、日本人は甘いかもしれませんね。小中学生、子供向けのオンラインゲームなどでも、パスワードが盗まれた云々の声が頻繁にあがってたりします。また、普通に学校名や電話番号などを、安易に掲示板で書いたりと、個人情報に無防備すぎる場合もあります。子供だからと暢気に見過ごしていると、大人になっても、危機感をもたずにいる可能性がありますから、オンライン手続きの前に一般的な、気をつけなければならないことを知って頂かないと、便利なことも危険と背中合わせですね。ところで、司法書士である、長谷川さんから見て、不動産問題で多いと感じるのはなんでしょうか?

--------長谷川さん
賃貸でよく問題になるのは、明け渡しや敷金の返還についてです。借主が賃料を支払わず、明け渡しを請求しても、なかなか出て行ってくれないので困っている大家さんもいます。また逆に、賃貸借契約終了の際、敷金を返還してもらえない借主の方もいます。そうした問題を未然に防げるように、賃貸借契約時に不十分な賃貸借契約を結ばないように援助していけたらと思います。そして、問題が発生したら、即時に問題解決できるよう法律を活用するようにしています。
不動産業者さんで多いのですが、売買取引の直前になってから連絡を受けることがあります。そのようなときに限って、書類の不備や権利関係の不備が問題になることがあります。十分前もって連絡をいただけたら嬉しいです。

司法書士として、特に気をつけているのは、不動産というのは、高額の財産であるため、万が一にも間違いがあってはなりません。詐欺により、お金を支払ったのに権利が移転できないということが絶対にあってはならないのです。そうしたことのないよう、人、もの、意思の確認を厳格に行うようにしております。

--------編集部
う~ん。厳格に。ですかあ。重みがありますねえ。なんか、こう、現場で働く不動産屋さんと、たった一度のお見合いに緊張してドキドキしている契約者の方、両方にミスが無いか、きっちり確認して、法に基づく書類を作成するということで、双方のアドバイザーみたいな役割に思えてきました。この取材をするまで、司法書士さんのHPなども、意識して、拝見したことがありませんでした。

--------長谷川さん
この業界は、インターネットをひどく嫌っている方が多いように感じます。私はインターネットは生活を便利なものにする一つのツールにすぎないと考えています。もちろん、危険性もはらんでいますが、やり方によってはインターネットを利用してもっと法律を上手に活用できる一般の方が増えて行ってくれればと思っています。ですので、自分自身、ホームページを使って、もっと多くの情報を発信し続けていきたいと考えています。

--------編集部
今回、長谷川さんから、お話を伺うまで、正直、あまり「司法書士さん」の仕事がよく見えていませんでした。でも、お話を伺って、大変なお仕事なんだなあとわかりました。そんな、長谷川さん、常日頃、仕事や生活する上で、大切にしていることなど、ございますか?

--------長谷川さん
あります。「受けるより与えるほうが幸福」ということです。誰かに何かを与えられて、相手が喜んでいる姿を見れることほどうれしいことはありません。自己満足にとどまらず、一緒に喜べるからです。あと「プラス思考」も大好きな言葉です。どんなに難しい状況でもこの二つをモットーにしています。

この仕事を続けていくのに、なにより大事なのは、培った人脈だと思います。人と人とのつながりを大切にもっともっと増やしていけたらと思っています。
私は、ラーメンが大好きで、特にとんこつラーメンが好きなのですが、行きつけの美味しいラーメン屋さんがあるんです。体だけでなく心も温めてくれるラーメン屋さんなんです。そんなラーメン屋さんのような事務所にしよう!そう願う今日この頃であります。

--------編集部
う~ん。会社で育てて頂いたご恩を、新しい職場で、地域で、依頼者の方に、仕事を通じて恩返しをする、それが人と人とを繋げていくんですね。長谷川さん、どうもありがとうございました!家のタネでは、初めての司法書士さんの突撃取材でしたが、お読み下さってる皆様に、少しでも、司法書士さんという仕事が身近に感じていただけたら、嬉しいです!それでは最後に、長谷川さん、皆様へメッセージをどうぞ。

--------長谷川さん
神奈川県藤沢市、鎌倉市、横浜市の「司法書士長谷川純平事務所」です。私にとって、この仕事は、人助けの手段です。医者が人の命を助けるのと同じく、法律は人の生活を守るものと日々感じています。ご相談を受ける中で、 あの法律や手続を知ってさえいれば、こんな問題にはならなかったのに・・・ということが本当にたくさんあります。ご家族や生活を守るために法律を活用してほしい、難しい法律と人をつなぐ架け橋になりたいと心から願っています。

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【突撃取材】佐賀の不動産のトータクさん

第7回になりました、不動産屋さん、業者さんを取材する「突撃取材レポート」。今回は、九州佐賀県の田舎暮らし物件を提供している、「不動産のトータク」の森泰秀さんより、お話を伺います!佐賀といえば、”佐賀のがばいばあちゃん”が有名ですが、どんなお話が聞けますでしょうか、楽しみです!

--------編集部
宜しくお願いいたします。早速ですが、トータクさんは、会社名の由来はなんですか?もともと、どうして、不動産屋さんをやることになったのですか?

--------不動産のトータク・森泰秀さん(以下、森さん)
東から開拓していくと言う意味で、開業当初は東拓不動産と言う屋号でした。後に、カタカナのトータクに変更しました。昭和60年頃の日本の好景気の時代、私は焼肉店を経営していました。当時、いわゆるバブルの時代の1億総不動産屋と言われる頃で、私の周りの不動産売買に関わった人々が景気のいい話をしていまして、その話を聞いて、この業界に興味を持ったのが、きっかけです。

--------編集部
焼肉屋さんを経営していたのが、不動産屋さんですか?焼肉屋さんって、東京では有名人、芸能人がよく運営していて、儲かるというイメージがありますが、焼肉屋さんより、不動産屋さんのほうがいいと思われた、ということですか?それにしても随分、思い切りましたね?

--------森さん
東京のような大都市では、焼肉店は儲かるというイメージなのかもしれませんが、実際は地方での商売は大変でしたし、その時代はそんなに焼肉店はブームではありませんでした。不動産バブルの時代真っ只中で、焼肉店よりも不動産業のほうが面白そうと思ったんです。今思えば、本当に唐突に転業しましたね。無計画のようですが焼肉店をやめてから勉強、準備をしました。

--------編集部
焼肉の煙から、不動産ですかあ。なかなか面白いですねえ。でも実際は大変だったんじゃないでしょうか?どこかの不動産屋さんで修行などされたんでしょうか?ご苦労などありましたか?

--------森さん
佐賀市内の不動産業者で3年間勤めました。いろんな人々との良き出会いがありまして、好景気時代でしたので収入的にも良くて楽しい時代でした。
でも、初めての業界でしたから、専門的な事が多く、何も判らない事ばかりで大変だったです。
特に、佐賀県は農地が多く案件の50%位が農地を手掛けていましたので、宅地に農地転用が必要な為に、転用に手間と時間がかかり、地主との交渉、農業委員会との打ち合わせ、県との交渉等で大変苦労しました。

--------編集部
農地。東京ではあまり想像つきません。地方ならではでしょうか。やはり、それなりに、そしてそれ以上に難しかったんですね。森さんは、その後、独立されたんですよね?

--------森さん
そうです。独立しようと思ったのは38歳位です。好景気の業種と思いましたし、私は佐賀生まれの佐賀育ちで、佐賀から出て仕事をした事が無いんです。
佐賀は、自然が多く田舎暮らしには最適です。この生まれ育った自然豊かな土地で、この佐賀の良さを皆様にわかってもらう、お勧めしていこうと思いました。

--------編集部
自然豊かな佐賀で田舎暮らし?すみません、東京にいる自分にとっては、佐賀の自然がよくわからないのですが、佐賀で有名なものなど、いくつか教えて頂けないでしょうか。

--------森さん
佐賀は日本最大級の環濠集落遺跡の吉野ヶ里や有田、伊万里、唐津での窯元めぐり、武雄、嬉野といった温泉もあります。唐津市は玄界灘に面し沈む夕日や雄大な自然美が最高です。豊かで風光明媚な自然に恵まれ、近年では島田洋七の大ベストセラー佐賀のがばいばあちゃんが有名ですね。

--------編集部
そうだったんですね、ごめんなさい。佐賀というと、明太子の博多(福岡)や、湯布院温泉(大分)、石畳のオランダ坂(長崎)と比べると、九州の中でも、地味な印象だと思い込んでいました。

--------森さん
佐賀は、海、山、温泉といった自然が多く、古き良き時代のお隣どうしの助け合いの慣習が今も残っている県です。佐賀は何にもない県というイメージがありますが、何にもない以上に、自然が豊かだと思います。
当店は田舎暮らし向き物件を主に扱い、事務所も田舎の山手に置いています。佐賀市内を見渡す事が出来る、自然いっぱいに囲まれた環境です。おかげさまで、県外からの、田舎暮らしをご希望するお客様が多いです。

--------編集部
なるほどお。他県から田舎暮らしをご希望される方が多いんですねえ。
確かに、将来は自給自足できる、小さな畑のある古屋にのんびり住みたいな~というのは、わたしも思います。ところで、森さんが、仕事上、気をつけていることや、お客様、同じ不動産業をしている皆さんに対して、思っていることなど、ございますか?

--------森さん
お客様は、賃貸物件を借りる、貸す時は、重説及び契約内容を良く理解し、疑問に思う事は業者に納得いくまで問う事が重要だと思います。同時に、業者側は、自分が借主の立場になって、契約内容を借主に、わかりやすく納得いくまで説明することですね。これは、売買でも同じだと思います。
中古建物の場合、建物本体の内部、外部等にばかり目が向きますが、建物はもちろんですが、境界、道路、排水等でのトラブルが多いので、その辺を良く確認する事が必要だと思います。
そして、業者側は、自分が買う立場の気持ちを持ち、お客様が納得いき、疑問と思う事が無いように説明し契約内容を良く理解してもらうようにすべきだと思います。

--------編集部
うーん。ついつい、契約者は、「契約できた」「買える」「ローンが降りた」「これで住める」ことに満足してしまい、契約書自体をくまなくチェックするより前に、舞い上がっていることが多いと思うんですね。不動産屋さんにお金を払っているんだから、契約そのものも不動産屋さんに任せてしまって、よく確認することも無く、あとになって「あれ?」と気づくことになる。
不動産業者さん側も、都合が悪いことを隠すとかは無いと思うんですが、やはり「訊かれなかったから答えなかった」ではなく、どんなことでも、確認してもらえたら、嬉しいですね。こんなことも、わからないのかとお手数に思われるかもしれませんが、後々のトラブルにならないためにも、意思の疎通を図るというのは大事ですよね。

--------森さん
バブルを経験した、私達の年代の不動産業界のイメージの悪さがまだまだ根付いているように感じます。特に地方ではそんな考えの人が多いと思います。ですから、業界のイメージアップが必要に思いますね。

--------編集部
そういえば、森さん、事前アンケートで、あなたの体が誰かと入れ替わってしまいました。これから仕事をしなければなりません、誰と入れ替わりましたか?という質問に「ピカソだったら最高です」というお答えを頂戴しましたが、ピカソがお好きなんですか?

--------森さん
はい。私の一番好きな画家はピカソです。他に、モジリアーニも好きです。 
実は、私の趣味は油絵でして、30年ぐらい描いています。なかなか上手くなりませんね。

--------編集部
え~!油絵を描かれてるんですか?!凄いですね~☆独学ですか?どこかで習ったんですか?

--------森さん
絵は若い頃より好きでして、ずっと独学で描いてましたが、10年ぐらい前に3年ぐらい先生に付いて勉強しました。この頃は描く時間がなくて月に1枚か2枚ですが、以前は月に7枚ぐらい描いてた時もありました。絵を描いている時が、一番心が安定している時と思いますし、癒される時間ですね、何もかも忘れて何時間でも描けます。

--------編集部
うわ~!素晴らしいですね!絵を描いてるときは、不動産のことも、忘れてしまいますか?

--------森さん
もちろん仕事の事、生活プライベートの事、全てを忘れ最高のひと時です。

--------編集部
そうなんですか~(笑)そのくらい心が癒される趣味をお持ちだなんて、素晴らしいことだと思いますよ!何もかも忘れて、何時間でも描けるというのが、ああ、ほんとうに、お好きなんだなあと感じました。そんな森さんは、お仕事や生活においてのポリシー、何か心がけていることなど、ございますか?

--------森さん
私自身も田舎暮らしを実践していますが、自然との共生をテーマに、「自然と共に生きる」を自分の生き方としています。不動産の仕事は、申し訳ないですが、立派なことはいえません、生活の為です。そして、私一代の仕事だと思っています。ただ、私の周りにある、佐賀の自然。この佐賀という土地での生活、暮らしを皆様に広めることで、私自身も佐賀の自然の一部となり、自然とともに生き、自然を受け入れ、自然とともに終わりたい、そんなふうに自分のできることをして、自然と共に生きていきたい。そう考えています。

--------編集部
うわ~。なんか、鳥肌がたってきました!森さんのお写真をお願いしたところ、奥様とお孫様のお写真をお寄せ頂いたので、ご掲載させて頂いたのですが、明るい笑顔のお写真を拝見していたので、最後「自然と共に生きる」のお話を聞いたときは、断片が走馬灯のように駆け巡ってしまい、ちょっと胸がきゅっとなりました!この記事をお読み下さった皆様へ、最後に一言、お願いします。

--------森さん
今まで自分自身の事、仕事に対してなど、真剣に考えた事がなかった様に思います。正直、事前アンケートは質問が多く、答えるのに疲れましたが、これだけ真剣に考え答える機会を与えてもらった事に対して感謝しています。

佐賀県にある、「不動産のトータク」では、九州佐賀県の田舎暮らし物件を専門的に取り扱っています。自然いっぱいの佐賀地方での癒される田舎暮らしにご興味のある方、お気軽にお問い合わせください。皆様のお越しを、楽しみにお待ちしております。

--------編集部
不動産のトータクの森泰秀さん、このたびは、お話し頂き、どうもありがとうございました!焼肉屋さんから不動産屋さんになって、佐賀の自然の中で油絵を描かれている森さん。人生って、いろいろだなあ。不動産屋さんも、いろいろだなあと実感しました。お話しが聞けて嬉しかったです☆行ったことが無い、全く知らなかった、遠い佐賀が、ちょっぴり近くに感じられるようになりました。
森さん、これからも、絵を描きながら、自然の中で、不動産屋さん、がんばってくださいね!どうも、ありがとうございました☆


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