家のタネ

家のタネ 公開単行本

  • http://book.ienotane.com/

    ローコスト住宅にチャレンジ!!  700万円台で注文住宅を建てた―マイホーム建築奮闘記― 話題の単行本を完全公開していきます

それぞれの想い

その火災保険、見過ごしていませんか?

自動車の免許を持ってる方は、自動車保険に入られていると思います。
同様に、家を買った、所有している、もしくはアパート、マンションなどを
人に貸している場合などは、「火災保険」や「地震保険」「家財保険」
に入っている方も多いと思います。

しかし、生命保険もそうなのですが、
損害保険って、いまいち、よくわからないですよね。
転ばぬ先の杖、という感覚で
「とりあえず」入っている方が多いのではないでしょうか。
とりあえず、入って、毎月、お金を払っていれば、
「とりあえず何かあった時、それなりに補償してもらえるのではないか」
と安心しきっている方が、ほとんどだと思います。
わたしも、そのひとりでした。

でも「とりあえず、それなりに」という漠然としたものでは無かったです。
非常に細かく、
「できることとできないこと」が明確になっています。
場合によっては、掛けた本人が損をすることだってありえます。
全部をオールマイティにカバーしてくれるわけではないのです。
大切なのは、
「あなたが掛けている、保険の内容」
なのです。

■保険の見直しと再契約■

編集長は、事務所物件(&別荘含む)として、マンション3部屋、
一戸建てを3軒と、全部で6軒所有しています。

編集長は、これら、それぞれの物件に「火災保険」をかけていました。
昨年、12月、保険の見直しが数年ぶりにあり法律が変わるため
今まで入っていた保険プランが無くなるので
別のプランに乗り換え、再契約しなければならなくなりました。

年の瀬も迫る28日に、最寄のファミリーレストランで待ち合わせ、
テーブルの上で関係書類の山が飛び交う中、ぜんぶの契約書の書き換え、
押印、サイン、お金を払ってと、てんやわんやなことになってました。

火災保険とひとくちに言っても、いろいろありまして、
その建物に「実際に住んでいるか、いないか(別荘、空き家など)」や
「事業用物件(倉庫だったり、事務所など)」かどうか、
で、補償内容も変わってきます。

昨年買った、東金の事務所&別荘用物件は、
これから5年分保険をかけるのですが、今はリホーム前で空き家ですけれど
5年以内には確実に別荘として使用したり、もしくは売却することになるので
何度も考えた結果、普通の住居物件で契約させてもらったり、
マンションの一階にある事務所の場合は、事業用プランで、
共用部分の補償などもありと、細かく設定できて助かりました。

また、東金物件は、あまりにも売買価格が安すぎ、
補償額が高すぎるので、価格に見合わないという事態がおきるも、
保険会社さんの裁量で折り合いをつけてもらえて一件落着。

勿論、それぞれ、地震保険もつけ、万が一、失火して
近隣に火災被害をだしてしまった場合のお見舞金のための
「類焼(るいしょう)」もつけました。

それにしても、それぞれの物件で、地震保険の関係か、
新築年月日の確認が必要で、登記簿や当時の重要事項説明書など
あっちこっちひっくりかえし見せて、大変でした・・・。

保険の担当の方は
「それにしても(東金)は安いですね。こんな価格で買えるんですね。
 全然知りませんでした。都内じゃとてもとても考えられません。」
と感心&驚いていて

「この価格で売っていたんですよ。他にも、こんなふうに…」
と、持っていたちらしを見せる編集長(笑)

「・・・いっぱい物件をお持ちですが、投資目的で購入されているんですか?」

「いえいえ、現金で残しておきたくないんです。
 安くて面白い使える物に変えたいんです。
 家やマンションなら、自分も使えるし、
 人に貸せるし、いざという時、肉親も住める。
 もっといいのがあって、使わなくなったら乗り換えて売ればいいし。
 この6軒の購入金額あわせても、都内の一戸建て買えませんけどね(笑*)」
と、
和気藹々、乗り換え契約は無事に終わりました。

■借りている方、保険、わかってます?■

ひと段落したところで、かねてから漠然と気になっている質問をしてみました。
多分、賃貸アパート、賃貸マンションを借りたことがある方は
一度は思ったことがある疑問では?

「よく、アパートやマンションを借りる時、
 契約で「火災保険(2年分)15,000円)」と最初から書いてあって、
 それは当然借りたお部屋で火事を出したら大家さんに迷惑がかかるから、
 そうならないようにするために入るべきもので、
 何の疑問も無くお金を払って入ってましたが、
 いったいどういう内容なのかは、実はさっぱり知りませんでした。
 お金を払った領収書しかもらってないし、証書があるわけでもないので
 2年で更新するたびに不動産屋さんに請求されて
 言われるがまま払ってきましたが、
 これで、万が一、自分の部屋で水漏れ起こしてしまった、
 あるいは、上の部屋からの水漏れ被害にあった場合、
 この保険でまかなえるんですか?」

すると、担当さん曰く、
「皆さん、知らないで入ってるケースが多いんですよね。
 不動産屋さんも説明しないし、不動産屋さんも知らないことが多いし
 不動産屋さんによっては、大事な特約をつけていない場合がある。
 ですから、きちんと、自分はいったいどんな保険に入っているのか、
 調べたり質問したりして内容を知っておく必要があります。

 一般的に火災保険は、借主の借りた部屋の家財にかけます。
 ですから、自分の不注意で水漏れや失火を出し、
 自分の部屋の家財をぬらした、壊した、
 建物自体に損傷が無い場合は、その保険を使うことになります。
 しかし、失火や水漏れをして、建物自体も破損したような場合は、
 貸主であり建物を所有している大家さんに弁償する為の特約
 「借家人賠責」をつけていれば、その保険を使って、
 大家さんに賠償金を支払うことができるのですが、
 これに入っていない場合は、個人賠償(個人負担)になってしまいます」

「えー!!(驚*)そんな特約、知らなかった!!!」

「水漏れ被害を受けた場合は、出した人の保険で、
 被害を受けた家財を補償して頂くことになり、
 建物の補修は、『借家人賠責』を使って大家さんに賠償するということです。」

(編集長から補足があって、
 水漏れは、まず、原因特定が一番大事。
 建物の方に問題がある場合もある。排水管が老朽化していたなど。
 とにかく原因を調査してもらうことが最優先です。)

「でも、保険金を払う会社は、ちゃんと水漏れを起こした人に
 その分の金額を請求するんですよ。払いっぱなしじゃないんです。
 それは保険会社同士で話し合い、請求しているので、
 当事者本人が知らないあいだにされてることが多いです」

そうなんだ・・・。保険さえ入って保険金さえ払っていれば、
あとはもう一円も払わなくていいのかと思ってましたが、
自分が原因の場合は、保険会社から請求がちゃんと来るんですね。
そんなことも、全然知りませんでした~こわいこわい;;;;。

(でも、過失で火事が出て、お隣も焼けてしまった場合、
 民法では、失火者に損害賠償請求できないそうなんですよね。
 やはり、火災保険は自分で入ってないと・・・汗汗;)

賃貸アパート、賃貸マンションに住んでいる方、
もしくはこれから借りる予定の方は、是非、契約書を見直してみて、
自分の入っている「火災保険」に「借家人賠償」が入っているかどうか、
確認されることをおススメします!

■自分の保険に、もっと興味を持とう!■

最後に、担当の方が
「自分の入ってる保険が、どんな時に使えて、どんな時は使えないのか、
 もっと保険の中身、内容を知って頂きたいです。
 意外と皆さん、知らないで、自力で自費でなおしちゃったりするんですよ。
 壁に穴あけちゃったと、自分で修理された方もいました。
 お金払っているのに、これでは保険が使えません。
 せっかくの保険ですから、有効に使ってもらいたいです」

なるほどねえ~。まだまだ奥が深そうな火災保険でございますよ☆

皆さん、ほとんど、めんどくさくて、
小さい文字が並ぶ約款を読まれていない方が多いと思いますが、
ご自分が入られた保険の補償内容、補償範囲を知っておく、
把握しておくことは、とても重要ですので、
時間をかけてでも、きちんと目を通しておくことが大切ですね!

編集長の入っている保険は、
特に「設備」に対する適用範囲が広いのが特徴だったので契約しています。
そのおかげで、
 ・水漏れ→無料対応
 ・電気温水器修理→保険対応
 ・トイレタンク破損→無料対応
と、
たいへん助かっています。
また、
 ・外出先での眼鏡の紛失
も、保険でまかなうことができました。
ビックリでしょ?(笑)

保険の内容自体、いろいろあります。ほんとうに、様々あるんです。
オプションなども合わせれば、どれにしようか迷うくらい!
こっちを選んで、こっちを選ばないと、どんなことがプラスなのか、
何がマイナスになるのか、ごちゃごちゃになります!

そして、保険会社さんも、たくさんあります。
編集長は、電話したりメールしたのに、返事が返って来ない、
間違って登録された、書類を切手不足で送られたなど、
対応の悪い、こちらの要望通りの仕事をして頂け無い担当さん
に嘆いて、代理店を変えたことがあります。
これはとても勇気が要ることですし、面倒で厄介なことです。
でも、やはり、大事な「保険」です。
大切な個人情報や財産内容などを託して契約手続きを依頼するのです。
双方、時間や労力、手間隙がかかるのは当然です。
そこをきちんと割いて対応して頂ける保険屋さんでないと信頼できません。

皆さんがご自分で働いたお金で毎月なり毎年払っている保険です。
大事な家や家財を守る為にかけている保険です。

機会がありましたら、一度見直してみる、内容をよくよく読んで
把握、理解されることが、貴重な第一歩、転ばぬ先の杖となることでしょう。
わからないことや、疑問があったり、
今度引越をする、家を買う予定、子供の出産予定など、
何かの折には、もっと気軽に窓口にご相談に行かれると、良いと思います。

皆で、保険を、上手に有意義に使いましょう!(^0^)/☆

業者さんからのレポート 「不動産物件情報のIT化」

このサイトをご覧になってる不動産業者さんは、少なくとも、パソコンがあってインターネットを見ることが出来て、ブログを書いていたり、自社サイトを作って運営したりして、物件を紹介し、賃貸、販売のための広報、情報宣伝のためにインターネットを積極的に活用している方々だと思います。

今回、Fudosan.JPでは、サイトを作る側の仕事に携わっている業者さんから、レポートを頂戴しましたのでご紹介させていただきます。少しでも、今、インターネット、サイトの活用法に疑問、不安をもたれている方には何らかの布石になるかもしれません。どうぞご覧下さい!

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「不動産物件情報のIT化」
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■はじめに
私は、愛媛県松山市でWEBシステムの制作・運営をしている「リトルネット」の森彰と申します。不動産物件WEBシステムの開発・提供に伴い、不動産事業者の方々にとってどのようなシステム・機能があると便利なのか、情報を参考にさせていただきたく、Fudosan.JPへの参加申請をさせて頂きました。

当方、業種が不動産業ではなく、WEBシステム開発で、不動産物件用WEBシステムの提供を行っておりますことから、不動産関係のWEBシステムに関するレポートをこの度作成致しました。自社宣伝のみにならず、他のシステム、および、不動産物件検索サービスに関する料金や機能などの調査レポートという形で調べたものになります。

はじめに 1990年代中頃からインターネットが普及し始め、既に15年あまりが経過し、様々な情報や物品の販売が、実店舗からインターネットの中へ移って来ています。インターネットの利用者人口も1997年の約570万人から、2008年では約9000万人となっています(総務省調べ)。

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賃貸のアパート・マンションを探す手段は、以前は町の不動産屋さんの店頭に貼られている物件情報か賃貸情報雑誌のどちらかでしたが、現在ではインターネットの普及率が格段に高まり、まずはパソコンから賃貸情報をネットで探すことが主流となっていると思われます。 これらの事より、不動産情報のIT化・WEBサイト掲載に関する情報や考察などをレポートします。


■不動産情報のWEBサイト掲載方法と比較
不動産情報をインターネット上で公開するには、現在、主に以下の2種類の方法が考えられます。 1つは、不動産情報の各種ポータルサイトに、自社管理の物件情報を掲載する方法。 2つ目は、自社のホームページを制作し、自社のホームページ上に物件情報を掲載する方法です。 それぞれのメリット・デメリットは以下の事などが考えられと思います。

●不動産ポータルサイト掲載●
メリット
     ・インターネットからの集客が期待できる。
     ・申し込めばすぐに利用可能である。

デメリット
    ・不動産ポータルサイトに掲載する時間、労力がかかる。
    ・年間数万~数十万の費用がかかる。

●自社サイトに掲載●
メリット
    ・初期制作時に費用がかかるが、その後はあまり必要ない
     価格は、制作費用及び、各サーバー会社、ドメイン維持管理費
     などサービス内容により差があるため、
     おおむね、10万~100万くらいのようである。
    ・自社の要望や特徴を生かした掲載方法やWEBサイトにできる。

デメリット
     ・自社サイトに掲載する時間、労力がかかる。
     ・更新が少なかったり情報量が少ないと見劣りする。
     ・デザインセンスや文章、写真などで会社を判断される可能性がある。
     ・掲載内容の責任を問われる可能性がある。
     ・自社サイトが閲覧されないことには集客が期待できない。

費用面で見れば、不動産情報のWEB掲載は、不動産ポータルサイトより自社ホームページ上に掲載した方が安く感じますが、インターネット上に物件を掲載する目的が集客目的であるなら、たとえ自社ホームページの方が経費的には少なくても、不動産ポータルサイトへの登録を行わなければ集客は期待できないと私は思いました。

物件を探す顧客は、GoogleやYahooなどの検索サイトからではなく、不動産ポータルサイト、それもできるだけ登録情報が多い不動産ポータルサイトから物件を探そうとするのではないかと考えられます。

ただし、物件数の多いポータルサイトは、同じ条件で検索した場合に競合物件も多くなるので、その中で個性がある物件、或いは上位の好条件の物件でないと、問い合わせが来るところまでは行かないかもしれません。

これらの事から考えますと、集客目的であれば不動産ポータルサイトに物件を登録した方がよく、自社サイトで不動産物件を掲載する場合は、ポータルサイトからの問い合わせがあった顧客や直接訪問のあった顧客への、より詳細な情報提供、他物件の紹介、或いは顧客対応履歴などの、業務支援を目的とした方が良いのかもしれません。

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■不動産ポータルサイト掲載にかかる費用
不動産ポータルサイト掲載にかかる費用は実際にどうなっているか、 物件掲載数が多いと思われる不動産ポータルサイトの料金に関して調査してみました。

A会社  約1,300,000件 
      初期費用0円、月額費用0円 問合せ1件につき3,000円

B会社  約1,300,000件
      初期費用20,000円
      月額(首都圏)7,500円(25件)~
      月額(地方等)3,500円(25件)~

C会社  約1,300,000件 初期費用15,000円 月額費用15,750円(20件)~

D会社  約1,000,000件 初期費用(不明)円 月額(不明)円

E会社  約1,000,000件 初期費用31,500円 月額12,600円(10件)~

F会社  約1,000,000件 初期費用(不明)円 月額(不明)円

J会社  約950,000件  初期費用10,500円 月額10,500円(5件)~

H会社  約700,000件  初期費用21,000円 月額10,500円(100件)~

I会社   約520,000件  初期費用(不明)円 月額(不明)円

J会社  約400,000件  初期費用30,000円 月額8,000円(100件)~

K会社  約50,000件  初期費用52,500円 月額10,500円(30件)~

不動産ポータルサイトの基本的な費用は上記のようです。初期費用や月額が不明、よくわからない会社も数社ありました。掲載件数、料金は2009年10月上旬時点で、インターネット上で掲載されている各種サイトの情報を収集したものです。数字は変動する可能性がありますのでご了承ください。

この他に、調べていて気になったのは、初期費用、月額費用無料で、問い合わせメール1件につき3,000円というユニークな料金体系の会社がありました。また、大手不動産会社の地方での料金が25件登録で月額3,500円となっており、これらから考えると、25件物件登録をして、問い合わせメールが実際に来るのは、平均、月に1~2,3件程度だったとしたら、 賃貸物件の成約1件につき数千円~1万円などは頷けますが、成約するかどうか解らない問い合わせ1件で3,000円費用がかかるというのは率直に、かなり高いのではないかという印象を受けました。

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■今後の不動産情報のIT化
以上のことからまとめますと、(1)不動産ポータルサイト各種のコンピュータシステム化は、主にその業務の効率化を図り、顧客にもプラスになるが事業者にとっても経費削減となり利益を増やすものでした。 しかし、もし多くの不動産事業者が、不動産情報のIT化(ポータルサイトなどの出現)により 「顧客は便利になったが、不動産事業者は良くなっていない」 と感じているようであれば、(昨今の経済状況もあるので一概には言えませんが)、不動産情報のポータルサイトは、不動産事業者の利益の一部がポータルサイト運営事業者に移っただけかもしれません。

そうであれば、今後不動産情報のポータルサイトは、情報を握っている不動産事業者のグループ組織自身が、不動産事業者にとって都合のよいポータルサイトを運営して、不動産情報を提供する方向を考える必要があるのかもしれません。

この場合重要と思われる事は、いかに多くの不動産事業者がグループに参加し、いかに多くの情報が掲載されるポータルサイトにする事が出来るか、といったところでしょうか。

(2)自社サイト また、不動産ポータルサイトとは別に、自社サイトに不動産物件情報を掲載するなどのWEBサイトは、新規の集客というより、業務を支援する為のWEBシステムとしての側面を考える必要があるかもしれません。

●編集部より●
リトルネットの森彰さん、どうもありがとうございました!
ポータルサイトって掲載するのにもお金がかかって、毎月お金払わなくちゃいけなくて、掲載数も決められていて、なんだか大変なんですね! はじめて金額帯を知ってビックリしました。こんなにお金かかるんですね、皆さん、すごいな~!!! でも実際問題、ポータルサイトに掲載している業者さんもたくさんいらっしゃるんですよね。自社サイトを作らず、こちらに専念している業者さんもいらっしゃることでしょう。

不動産業者さんの中には、インターネットが不得手で 「よくわからない(パソコンが、操作方法が、仕組みが、作り方が、やり方が)」 という方も実際にいらっしゃると思います、ましてやサイトの作り方、運営方法のプロフェッショナルではありませんから、正直作ったはいいけど、ちんぷんかんぷん、何書いていいのかわからない、日々の業務で忙しくておざなり・・・手入れのゆき届いていない荒地と化した寒々しい放置サイトというのも少なくありません。そんなことより、物件をどんどん紹介してもらって、少しでもお客さんを増やしていきたい。それはそれは切実な心情だと思います。

IT化という言葉自体が先を行ってしまい、残された私達がインターネットに振り回されていては本末転倒だと思います。身近過ぎるインターネット、それは百も承知だけど、だけど実際には足を運んで見てもらわなくちゃ話しは全然始まらない、という性格の不動産売買・賃貸業。ネットに力を入れることの意義・・・そんな疑問も大きく大きく渦巻いているのも事実でしょう。

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インターネットは数ウちゃ当たる、客寄せの為の宣伝行為と割り切っている業者さんもいることでしょう。でもお金さえ払えば、お金を出してサイトを作ってもらって、お金を出して広告を出すことさえすれば、お客様はたくさんくるでしょうか。売上げに直接結びつくでしょうか。そんな簡単なものではありません、お客様は絞りに絞り込んで調べに調べつくして、たくさんの埋もれるほどの吐いて捨てるほどある情報の海の中から、ほんとうに知りたい情報しか釣り上げませんし、不必要なものに手間を割くことを切捨て余分なものには目もくれません。時間や労力をかけませんし、足を運ぶことはありません。

また逆に 「大手だから信用したのに裏切られた」 と過大な期待を寄せすぎて失望されるケースもあります。いいと思って電話をかけて質問しても答えが返ってこない、歯切れが悪い、調べて連絡してとお願いしたのになしのつぶて・・・そんな業者さんも実際にいます。販売に直接繋がったかもしれないのに 「こんなやる気の無い業者なら、や~めた、感じ悪い!」 と思って次に行くのがお客様です。お客様はとってもとっても正直なのです。一度背を向けた業者には、お客様は二度と振り返らないのです。

ポータルサイトはたっくさんの情報の提供場、花壇があって風船が舞う、楽しさ溢れる彩り良い情報のテーマパークとして存在はしますが、実際の売買や気になる価格交渉、瑕疵担保責任や税金や解体や登記のこと、賃貸の重要事項説明などはしてくれません。実際に買ったり住むお客様と接するのは、ポータルサイトではなく、現場の不動産業者さん、なんですよね。幾ら魅力ある原石(物件)を持っていても、磨いてなければ腐っていくのです。お客様が安心してお願いできるかどうか、原石を生かすも殺すも不動産業者さんの人柄と手腕次第。そんなことをしみじみと考えさせられました。リトルネットの森彰さん、このたびは、どうもありがとうございました!

●キラリ確かな技術で WEBシステムの制作・運営 リトルネット
  愛媛県松山市古川南3-23-31 電話 089-905-0453
  http://little-net.jp/

データベース・地図・画像を組み合わせたWEBシステム、不動産物件の提供をしています。不動産物件の検索サイトの他、データと地図を組み合わせた様々なWEBシステムの構築が可能です。お気軽にお問い合わせ下さい。

4年に一度の電気設備安全点検がやってきた!

今回の記事は、予め、8月の第1週に書いておいたものです。
この冒頭部分だけ、9日の出来事です。
スタッフは、8月9日から千葉県御宿に夏休暇に行きました。
到着して、マンションに荷物を運び、ひと息いれて、
夕飯を食べる支度をしてた時でした。

地震!!!
・・・忘れてたけど、久しぶりの地震!
(関東地方は、いつ地震が来てもおかしくないと言われつづけております)

すぐさま、玄関ドアを開け、テレビをつけて「震度4」とわかりましたが、
揺れは長く感じました。地元のアナウンスも流れていました。
編集長が「なんか、水がばしゃばしゃいう音がする!」
と騒いでいます。スタッフ、ちっとも聞こえません。
編集長、すぐに外に確認に行って飛んで戻ってきました。

「給水ポンプが、今の地震で壊れたらしい。
 全館水使えない。あと、エレベーターも緊急停止している」

さあ、困りました!
水が使えません! 飲み水はありますが、
お皿は洗えないし、シャワーもお風呂もNGです。
いやはや、それよりもなによりも・・・トイレ!!!!
トイレの水が流せない・・・!!!

仕方なく、一晩、食器は洗わず.風呂無し、トイレも我慢で
戦々恐々としましたが、翌日早朝にはもう、
エレベータも正常に動き、水も使えるようになってました。
よかった・・・。ほっとしました。
でも万が一、水漏れなどあったら、もっと大変だったし、
休暇どころじゃなくなる・・・と、ほっとしたのもつかの間、
各地で大雨による災害が。静岡では震度6弱・・・。
もう、ほんと、皆さん、
いつ何が起きてもいいようにしておかないといけないかもしれません。
今回の教訓で、我々は、お風呂入ったらお湯を一晩残すことにしました。
最悪、また地震が起きても、残り湯をトイレなどに使えるように・・・。

でも、私達の場合、水が使えなくなるより、電気が使えない(停電)
のほうがダメージ大きかったです。
照明、エアコン、パソコン、電化製品、すべて電気ですし、
冷蔵&冷凍庫には、通販で買った食材がぱんぱんに入ってます。
これらが、いっきに「パー」になる恐れが!!!

電気も、水も、大切だ。
私達、日本人、この住でいる日本列島、
いつ地震、台風などで何が起こるかわかりません。
少しでも備えられるよう・・・ご家族皆さんで、職場で、学校で、
話し合うようになさってくださいね!!!(2009/8/11)

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皆さん、日常の暮らしの中で、水道、電気、ガス、
これらは、なくてはならないものですね。

水道は、
集合住宅(マンション)だと、定期的に断水したりして
貯水槽の清掃や、ポンプ関係のメンテナンスがありますね。
一戸建てだと、あると困りますが、たまに水漏れだの、
詰まっただので、修理屋さんを呼んで、その大切さを痛感しますね。

ガスですと、ガス事業法に基づいて、
ガス設備定期保安点検が3年に一度あり、
ガス漏れが無いか、湯沸器や風呂釜の給排気設備などの
点検、調査に業者さんが来たりしますね。

さて、電気です。
停電などになるとまったく困ってしまうくらい、電気に頼り切ってる生活。
照明、テレビ、ラジオ、ビデオ、パソコン、エアコン、冷蔵庫、レンジ、
炊飯器、おまけに我が家は電気調理台なので、調理までも、
電気が無ければお手上げ。カメラや携帯、充電器もですね。
あって当然、無くては困る、目には見えないけど
暮らしと密接な関係の電気。

そんな電気も、電気事業法に基づいて、
4年に一度、設備点検があるのでした。


知ってました? 皆さん、ご存知でした??


実は、わたくし、ぜんっぜん、知りませんでした、ごめんなさーい!
ポストに、
「●月●日、●時~●時のあいだに、伺います」
って電気安全パンフレットと一緒に入ってたけど

「へ? なに、これ~?
 なんかマンションの掲示板には特に貼ってないしー。
 (マンションの掲示板には、断水やエレベータ点検などは
  きちんと張り出されているから、張り出されていないということは
  マンション単位でお願いしていないってことかなと、勘違いした)
 別に、いいや~ぽいぽい♪(いや、捨ててはいないよ。雰囲気で、ね。)」

と、すっかり、ほっちゃっておりました。

すると、ある日、インターホンが鳴り、
「電気設備安全点検です~」 と、作業着姿のおじさんが・・・。

あ、あれって、ほんとうだったんだ!(すみません。。。)

おじさんは、電気設備安全点検に来ましたっていう説明をしてくれたけど、
今まで一度も、経験したことが無かっただけに、ちょっと信用できず、

「ここのマンション、しょっちゅう、水道点検だ、防火扉の点検だって
 いろいろ来てますけど、電気の点検って、初めてなんですけど。。。」
と、いぶかしげに質問。

すると、
「ああ、これ、4年に一度なんですよ、そう、しょちゅうあるものじゃないので」
とおじさん。

それを聞いた瞬間、電球マーク、ぴこーん☆★☆

そうなんだ!! 4年に一度?!

うきょー♪
オリンピックと一緒じゃないですかーーーっ!!!!

「ああ、そうね、オリンピックね」 まんざらでも無さそうなおじさん。

電気設備安全点検のおじさんは、
4年に一度、オリンピックと一緒にやってくる。

そう思ったら、俄然、嬉しくなって、音符マーク炸裂(笑)
こちらがテンション高くなったのを感じ取ったのか、
おじさんも、にこにこ笑顔に。
おじさんが、脚立に登って、ブレーカーの蓋をあけようとしてたので

「4年に一度、こんな機会でもないと、おがめんわ!」
と、鼻息荒く、
「写真撮っていいですか?!」
とことわってから、カメラでパシャ☆

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(この写真が、ほんとうに貴重な証拠となる)

そこへ、家の電話が、ぷるるるるっ~♪

ちっ!この忙しい(貴重で楽しい)時に!!!

急ぎ、電話に出ると、編集長だった。
嬉しくなったスタッフ、電話口で編集長に

「いま、4年に一度の電気安全点検がきとりますねん♪
 4年に一度、オリンピックと一緒やで~♪
 なんか知らんけど、貴重な機会なんで、写真撮ってますさかい~☆」

・・・のような、有頂天近況報告をぺらぺらして、
「じゃ、そんなわけで、写真撮るんで、また!」
と電話を切って、るんるん♪で、玄関に戻ったら、

おじさん、もう脚立から降りて、蓋も閉まって、
ブレーカー点検終わってしまってしまうま!

「えーーー!!もう終わっちゃったんですか?!」

「はい、終わりましたよ(笑顔のおじさん)」

よっ、四年に一度の御開帳がーーーーっ!! 
もっと詳しく見たかったのにーー!!!
編集長のばかああああーーー!!!(涙・悔しい!)
絶妙なタイミングで邪魔な電話よこしてきよってからに~!!!!

さすがに、「もう1回ワンスモア・プリーズ・ご開帳」
とお願いするわけにもいかず、泣く泣く諦め。
あーあ。写真一枚しか撮れなかった・・・。
もっと詳しくいろいろ撮りたかった・・・。
蓋開けてから、結局何をどうしていたのか、すごく知りたかったのに・・・。

「コンセントとか、プラグとか、アースとか、
 気になる部分とか心配な点などあります?」
と聞かれ、特に思い当たらず、ございませんと答え、

「屋外点検、分電盤、屋内配線共に、異常はありません」
の紙を頂いて終了。

このあとも、マンション各階、各室を回られることであろう、
この暑いのに大変だと思い、

「頑張ってください。また4年後、宜しくお願い致します。
 (まだここに住んでいたら、のはなしだけど・・・)」
と挨拶して笑顔でお見送りしました。

点検のおじさん、どうもありがとうーーーー♪♪♪

皆さんのご自宅にも、4年に一度、
電気安全点検の方がいらっしゃると思います。
その際は、ブレーカーの蓋を開けて、いったい何をどうしていたのか、
見れなかったスタッフの為にも、是非、みておいてくださいね!

みんなで、電気を、大切にしましょう!


最後に、頂いたパンフレットより、盲点部分を抜粋しておきます。

●テレビやビデオ、パソコンなど、電気器具に水がかかると
 漏電や火災の原因になるので
 テレビの側などに、水槽や花瓶を置かないようにしましょう。
      ↓
 言われて見れば、そのとおりですね。

●地震が来て避難する時は、ブレーカーを切りましょう
     ↓
 いやー。全然そんな気無かった。火事が怖いから、火を消す、
 ガス栓を閉めるくらいしか思いつかなかった。
 あ、でも、漏電も怖いですよね。

●避難する時は、電気器具のプラグは抜きましょう
      ↓
 絶対、忘れそう。財布持ったか、携帯の充電機持ったか、
 水持ったかとか、そっちに気が行きそう・・・・。

●漏電遮断器をとりつけましょう。地震を感知して自動的に電気を遮断する
 分電盤や避難時のブレーカー切断を音声で知らせるタイプのものも
 市販されています。
 また、地震時に火災の可能性のある電気器具の電源のみを
 自動的に遮断する装置もあります。
     ↓
 うち、ついてるかどうか、よくわからない。こういうのは事前に読んで、
 当日、質問確認しなくちゃダメですね。とほほ・・・。

●エアコンはオフシーズンはプラグをコンセントから抜いて。
 エアコンは使っていなくても微量の電気(1日72Wh)を消費しています。
 オフシーズンはエアコンのプラグをコンセントから抜いておくようにしましょう。
     ↓
 気付かなかった! 不動産屋さん、大家さん、空き室のエアコン、
 使ってないのに、コンセントさしっぱなしになってませんか?! 
 抜いときましょー!

●テレビ、ビデオデッキ、CDラジカセなど、リモコンで操作しているものは
 本体の主電源を切っていないと、電気が消費されてしまいます。
 ビデオデッキの場合は、主電源スイッチが入ったままだと、
 使用している時の約70パーセントの電気を消費しています。
 タイマー予約時は、約5Wの消費電力。
 ビデオデッキの平均使用時間は一日約一時間。
 残りの23時間は待機の為の時間なので
 主電源スイッチを切るようにしましょう。
     ↓
 確かに、ビデオデッキは、万年主電源スイッチ入ったまんまですわ。
 だって、いつも何かしら予約録画しているし。いつもリモコンで動かしてるし。
 意識してないけど、消費されている「待機電力」ってやつですね。
 (財)省エネルギーセンターの調査によると、1世帯あたりの「待機電力」は
 家庭の全消費電力量の10パーセント台になるそうです。

●温水洗浄便座は電気製品で寿命があります。
  故障したまま使い続けないでください。
    ↓
 10年くらい経っている場合は、ひび割れや傷が無いか、水漏れが無いか、
 温度に異常がないか、確認が必要。ほっておくと、火災や感電、
 室内浸水の原因に。点検は有料。販売店、工事店、メーカーにご相談を。
 使用年数によっては修理部品が無い場合もあるとか・・・。困るがな!
 新築住宅購入で、温水洗浄便座お使いの皆様、お気をつけください!

 

【それぞれの想い】孝行息子の中古住宅リフォーム記vol.3

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【それぞれの想い】孝行息子の中古住宅リフォーム記vol3♪
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●孝行息子の中古住宅リフォーム記

●孝行息子の中古住宅リフォーム記vol.2

と、リフォームに邁進してきた大曽根さんから、
「すっかり、完成しました!」 と、お写真が寄せられました!

着々とリフォーム工事は進み、内装や設備機器の取り付けも無事終わり、
既に、お引越し済み、お母様と弟さんは入居済みだそうです。
おめでとうございま~す!! そして、お引越し、お疲れ様でした!

さて、あのボロボロの室内が、どのように変わったのでしょうか?

孝行息子の中古住宅リフォーム記、最終回は、
「リフォーム前」 に撮影した写真と、
同じアングルから撮影した 「リフォーム後」 
の写真を並べて、ビフォー・アフター形式でお送りします。

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■階段

薄暗くて、思わず昇り降りするのをためらってしまうような階段でしたが、

壁にクロスを貼り、階段床にペンキを塗ることで、明るい印象に変わりました。
さらに安全の為、手すりもつけていただきました。
クロスは、元のつくりが狭くて暗いので、白系を選び、ただし遊びは入れよう
ということで、バラのレリーフ模様が入っているものにしました。

二階の廊下部分の床も、フローリング仕上げになっています。

■浴室

全体的に清掃をし、細かい部分の補修や壁面のペンキ塗りで、
こんなにキレイに。でも、実は古い水道管を引き直したので、
見えないところで結構費用が掛かっています。

■台所

壁にクロスを貼り、床は明るめの色のクッションフロアで仕上げました。
キッチンユニットも新しいものに交換。スッキリと使い易い台所になりました。

完成後の反省点・・・床はフローリングにした方がしっかりします。
今回キッチン部分はクッションフロア仕上げにしました。
若干のコストダウンと、傷や汚れを掃除するときに楽だろう
という考えだったのですが、完成後、ちょっと失敗したなと思いました。

二階のフローリング仕上げにした部分と較べると、
床を踏んだ時のしっかり感にかなりの違いがあり、若干コストがかかっても、
全部フローリング仕上げが良かったかもねえ。と母。

やはり古い建物のため、根太や床下地があまりしっかりしてないんですね。
フローリングを張った部分だけが、とてもしっかりしてしまうために
余計にそう思えるのかもしれません。予算に余裕のある方は、
どちらか迷ったら床はフローリングにする事をお勧めします。

■洗面・脱衣室

前回詳しく書きましたが、洗面台の位置を変えて、洗濯機置場を増設しました。
入り口部分の袖壁を取り払って、間口も広げたので、
かなり印象が変わったと思います。
脱衣室の壁のクロスは、黄色系の柄物を選んでみました。

■トイレ

和式便器だったのを、新規の洋式トイレに交換。
もちろん壁もクロス仕上げになってます。
こちらのクロスは、ピンク系の柄物を使って、遊び心を入れてみました。

■二階和室

ふすま等の建具類はすべて補修・交換していただきました。

内装工事の壁紙についてですが、
壁のクロスは、見本帳から選んでいいですよ、って言われたんですが、
安く済むならなんでもいいやって思っていたので、
これがかえって難しくて(笑)

ただせっかく選べるんだったら真剣に選ぼうって、
母親と一緒にすごい議論しました。
まず見本帳を見ながら、これいいね、これもいいねって。
明るいところで見たり、暗いところで照明だけあててみたり。

見本帳を離れたところにおいて、部屋の広さはこのくらいだから、
実際壁に貼ったらこのくらいの距離で、こんな風に見える、とか。

ちなみに見本帳を手許で見たときに、
「ちょっとしつこいかな?」と思った柄でも、
遠くに離すとあっさり見えたりするので、上の方法はお勧めです。

そんなこんなをしているうちに、何度も繰り返し見直したりしてると、
だんだん何がいいのか、わからなくなってきて(笑)

基本的な方針としては、天井は照明の照り返しも考えて、
白くて、シンプルな石目調のものを。脱衣所や階段は柄物にしました。

ひと部屋は、床をフローリングにしたので、だいぶ印象が変わったと思います。

■玄関ドア

少しわかりにくいかもしれませんが、ドアのクロスを張り替えています。

■一階和室

砂壁が汚れて、かなり薄暗い印象でしたが、

壁にクロスを貼り、柱の灰汁洗いをして、
畳の表替えをすることで、ご覧の通り。
灰汁洗いですが、相手が木なので、
綺麗になる部分と、そうではない部分があり、新品同様になる、
とまではいかないのですが、それでもかなり綺麗になりました。

灰汁を洗う前は、新しく貼ったクロスと柱のコントラストが強く、
かなり柱が古く見えるなあって感じだったのが、違和感がなくなりました。

柱をペンキで塗ってしまうのも手なのですが、
自然な感じに仕上がるので、お勧めな方法と思います。

各居室の壁のクロスですが、
母と私で意見が真っ二つに分かれてしまいました。

私は部屋を明るくしたかったので、無難に白がいいと主張したのですが、
母はそれでは、退屈だからと、薄い花模様の柄物がいいと反論。

結局、実際に住むのは母親なので、少し不安に思いながらも
母の意見が通ることに。結果としては大正解。
お客が来たときに必ずほめられると、母親にとって大満足の壁紙になりました。


■外の雨戸の戸袋

建物の外観です。予算の関係で、外観にはほとんど手をつけていないので、
正直、ビフォー、アフターって感じはしないですね(笑)

大きな変更は、雨戸の戸袋。
ケイカル板を貼り直し、ペンキで仕上げてあります。
おかげで少し、外観がスッキリしました(^^)

仕上げてしまえば、ケイカル板なのか、ベニヤなのかわからない感じですが、
5年~10年先の痛み方が違うとのことなので、この先が楽しみ(?)です。


■業者選びのポイント

今回私が業者を選ぶ際に気をつけたポイントをいくつか挙げると、

  1.広告をいっぱい出している業者がいい業者とは限らない。
  2.アフターケアなどの事も考えると地元の業者がいいかもしれない。
  3.分かりやすい見積もりを出してくれる業者を選ぼう。

以上3点を考えて、業者選びを行いました。

まず、テレビCMや、折込チラシなどでいつも目にする業者は、
それだけの広告費を常にかけて、経営をしているはずです。

その費用は、やはりリフォーム代金に乗ってくるであろうと考えました。
また、遠方の業者では、まず工事に来るだけでも交通費が多くかかり
移動の時間分だけ、大工さんも仕事の時間を削られてしまいます。
さらに先々のアフターケアや修繕も考えると、遠方の業者さんは考えものです。

以上、2点を考えて、地元の工務店さんで、あまり大手でないところを
インターネットで検索しました。

ホームページに載っている施工例や、スタッフさんのブログなどがあれば、
それも拝見して、この人とは話がしやすいだろうなという業者さんに
数件あたりをつけて電話をかけて、見積もりをお願いしました。

見積もりも、各部位ごとに、こんな工事をしますというのを
詳細に出していただいて、予算の中で、これはやる、これはやらない
という形で選ばせていただきました。

このあたりの話を事前にしっかりとやっておく事で、
余計な費用がかかることやトラブルをかなり防げたのではないかと思います。

業者さんにとっては、細かい見積もりを出す事は、大変手間のかかる事なので
そのあたり、しっかりやっていただいた業者さんに
最終的にお願いする事にしました。

今回お願いした工務店さんには、本当に少ない予算(笑)の中で、
いい仕事をしていただいたので、大変感謝しています。

何年か後になるとは思いますが、いずれ修繕の話が出てきたときにも、
こちらの工務店さんにお願いしたいと思っています。

●編集部●
いざ、工事が行われると、実際、早いものですね(驚*)
でも、こうやって綺麗になって見違えて、
お母様が喜んでくださって、ほんとうによかったですよね!

やることが決まってしまえば、あとは簡単です。
ただし、「何をどうするか決める」までが肝心です。

工務店さんは、ほんとうにいっぱいあります。
知らないだけで、近所にも意外にあったりします。
でも、自分がどのくらいの予算がかけられて、
どこまで手を加えたい、これだけは修繕したい、
ここはキッチリしておきたい、などのポイントを整理し、
それが、実際お願いすると幾らになるのか、
細かい作業ではありますが、ここを手を抜かないことが、
「満足、納得行くリフォームに繋がる第一歩」かもしれませんね。

それと、プロの工務店さんに聞くからこそ、わかる、ということも
多いと思いますので、高くぼったくられたら嫌だな・・・と
躊躇せずに(無理なら断ればいいのです)、率直に
プロに訊いてみる、相談してみるのも、方法ですよね。

大曽根さん、おいそがしいところ、貴重な中古住宅リフォーム記、
お送りくださいまして、どうもありがとうございました☆
皆さんも、是非、リフォームの際は、参考になさってくださいね!

【それぞれの想い】孝行息子の中古住宅リフォーム記vol.2

大曽根さんは、普通のサラリーマンですので、
毎週、仕事がお休みの日に現場に行って、
工事の様子を写真撮影してきていただきました。

編集部は、頂いた写真を元に、お話を伺って、
記事をまとめさせていただいております。

それでは、いよいよリフォーム工事のはじまりです!


●水回り・洗面台・お風呂・トイレ●

まずは一階、お風呂の隣りにある洗面台(脱衣所)です。


なるべく費用を抑えるため、当初、ここはそのまま使い、
ダイニングキッチン部分に洗濯機パンを設置する予定でした。


が、そのことにお母さまが断固反対。
元々さほど広くないキッチンスペースがさらに狭くなるのが
どうしても嫌だ、というのが理由でした。

しかし元々の脱衣所のスペースでは、どう工夫しても洗面台か
洗濯機パンのどちらかしか設置できません。そこで・・・


このように押入れのスペースを少し削り、
そこに洗面台をはめ込んだらどうかと工務店さんからの提案。
これならスッキリ収まりそうです。
追加費用もさほど掛からないとの事だったので、
即、変更をお願いしたそうです。

まず、この洗面台とボロボロの床を取り払います・・・。

むむ!?・・・この床下は、一体?

実はこのお家、元々、浴室だった場所を拡張して、
脱衣所にリフォームしていたようで、洗面台と床を取り払うと、
下は、そのまま旧いお風呂の床。
壁のタイルもお風呂のがそのまま残っていました。

そして、この洗面台(洗濯機置き場)向って左隣の壁というのが、
1階和室6帖の押入れ部分だったところです。

ここです。隣の和室がよく見えます(笑)
この押入れの半分を使い、
そこに洗面台をはめこむ形になるんですね。

半分奥行きが減ってしまった1階和室押入れ部分は、
ポールをはめて、簡易クローゼットに変身させました。

ところで、押入れに、あの洗面台の奥行きが、すっぽりはまったのかというと、
そうではなく、どうしても20cmほど、でっぱってしまうことに。
キッチンから洗面室への入り口の元々の間口は
60cmほどですので、洗面台が20cm出っ張ってしまうと、
間口40cmしか残らないことになってしまいます。
これでは、奥に洗濯機を設置することもできません。

そこで、どうしたのかというと、
キッチンから洗面室への入り口についていた引き戸を取り払うことにしました。
実はこの引き戸、建物の建築当初からあったもののようで、
経年変化により、建て付けも悪くなっており、まったく使えないものでした。

また、この引き戸があることによって、洗面室の入り口に小さいながらも、
そで壁が出来ていて、これが間口をせばめている原因と判明!

この引き戸とそで壁を取り払うことで、
洗面台の反対側の間口を広げることに成功しました。

取り払ったそで壁は20cmほどだったので、
間口的にはプラスマイナスゼロといったところでしょうか。
この工事は、元の予算には入っていなかった工事でしたが、
プラス10万円ほどで収まる形でしていただけました。

尚、お風呂の給湯のリモコンスイッチパネルが、
いつの間にか、使い易い位置に移動されていました。
「工務店さんの細かい気配り対応に感謝です!」と笑顔の大曽根さん。
従来あった位置では、「冷蔵庫の後ろになっちゃうよねぇ。どうしよう・・・」
と、お母さんと大曽根さんが、話していたのを聞いていたようで、
見事な素早い対応、嬉しい限りです♪

お風呂場のほうは、タイルが欠けた所を、パテで補修。
あと壁のひび割れも補修し、全体を塗装していただくことに。

トイレは、あっというまに取り払われてしまい、
まったく面影がなくなってしまいました。
「早かったですよお~最後の一目も間に合いませんでした」と大曽根さん。
トイレって、案外、リフォームの為の撤去は簡単なのでしょうか??

ちなみに、インターホンは壊れており、そのままになってますが、
大曽根さんが、自分で買って付け直すそうです。
「自分で出来そうな部分は、なるべく自分でやれば、安くあがりますからね。」


●一階のキッチンの床●

まずは、キッチンをとりのぞいたところ。
購入当初から気になっていた、湿気を吸ってフニャフニャのキッチンの床。
『湿気ったウエハース』のような床とでも申しましょうか。
踏むと、自分の体の重みでじわっとたるむ床。
歩くたびに、足裏から戻ってくる感触が、ぎもぢわるいいい~!!

そんな、苦笑いで説明くださった大曽根さん、購入時に、
一階の床下にある水道管からの水漏れがあると聞いていたので、
その湿気で、このフニャ床になったのかと想像したそうです。

まずは、床下検証開始です。

あ、思っていたより、大丈夫じゃないですかね?

と、思ったら、この黒いのは~! 塗れている部分だそうです!

あ~だいぶ濡れてらっしゃいますね~!

やはり、キッチンの排水管パイプがしっかり入ってなかった為に
そこから漏れて、染み広がっていっちゃったようです。

んんん~結構な範囲で濡れてましたねえ。
やはり、こういうのを見ると、中古住宅を買うときは、中はもちろんのこと、
建物の屋根、柱、梁、土台(床下)は確認しないと怖いですねえ~~~。
さすがの大曽根さんも、床下までは見ないで購入しましたからねえ。

おっと、見落とすところでした! 床の根太が一本、折れているのを発見!!
キッチンの床をはいで、根太は交換し、床板も張りなおす工事を行うそうです。
危ない、危ない~~(汗;)

大曽根さん曰く、湿気の原因が、
水道管の漏れなら、水道管を修理すれば済みますけど、
もともとこの土地そのものが、湿気が多い土地の場合は、
湿気対策を全く考えて購入していないので、
今後の対応方法等、具体的に考えないといけませんねとのこと。
うーん、なるほど。確かに、そこまで気が回りませんでした。

昔、池や沼、田んぼだったところを埋め立てて売ったところや、
低地、山や高台に囲まれて窪んでいるような立地条件だと、
いやがおうにも雨水が集まってきちゃいますしねえ。
周りの環境なども、購入時はよく調べておくべきですね。


●水道管の話し●

古い建物をリフォームする時に、必ずと言って良いほどぶつかるのが、
水道管の問題のようです。

昔の古い建物の水道管は、金属管を使用しているため、
経年変化で腐食していることも多く、リフォーム工事の最中に、
いとも簡単にパキッと折れてしまうことも多いそうな。

そのため今回は、今まで使用されていた水道管は使用せずに、
まったく新しく建物の外から引きなおしましょう、と工務店さん。

これは、冒頭の洗面台を撤去したところ。
もともと使っていた水道管は使わず、新しい水道管をひいて使うことに。

使われないお風呂の排水管の部品などは、
すべて一旦取って、保管してあるそうです。
新しい管は外から引きますが、細かい部品などは、
古い物を付け替え、再利用する模様。
今回の水道管は、塩ビ管という、プラスチックで錆びない、劣化しないもの。

水道工事というのは、水道業者さんしか出来ない専門工事なので、
かなり費用はお高くなってしまうそうです。
この工事も、予算に入っておらず、お風呂の費用に追加される模様。
「水道に関しては、壁や床を壊してから初めて判明するようなこともあり、
 仕方がないことだとは思うのですが、予算的にはイタかったですねえ。
 なるべく安く済むよう、工務店さんとよく話し合った上で
 進めていただきました。」


●再び一階、点検口と床下収納、階段●

床下点検撮影を済ませたところ、床下を点検できる、
点検口があったほうがよいと工務店さんにアドバイスいただいた大曽根さん。
それならば、と、床下収納をつけてもらいました。
キッチンのところですが、収納の箱を持ち上げて取れば、
そのまま床下(柱など)を簡単に点検することができます。

建物は必ず劣化していくものですから、定期的に健康診断ではないですけど、
床下を確認できるのは、いいことでしょうね。

こちらは、以前あったキッチン部分。既にもう板が貼られて綺麗になってます。
たてかけてある木の向こうは、外壁です。こうなってるんだ~と、しみじみ。

階段の下は、収納スペースにしてもらうことに。中は、こうなってたのが・・・

こうなる!このあと、扉が付けられるそうです。

中は化粧板を使って。綺麗です~。ここには、何をおきましょうかね~♪ 
古新聞、古雑誌というのは、いいっこなしですよ♪

2階の廊下はフローリングになる予定。ふにゃふにゃしてた、けこみ部分も、
板を貼りなおし、色を合わせて塗り直してくださるようです。

階段の逆側(?)です。ちょっとはがれてたりして、危なっかしい感じでしたが
このように、ベニヤ板が貼られ、補強ばっちりきっちりしっかりです☆


●一階の部屋●

一階の和室の壁にどんどん下地のベニヤ板が貼られてゆきます。

新しく貼ったところと、木目が違うのがわかりますねー。

どんどん進んでいきますよー!
前回うかがった、自分でやろうかなとおっしゃっていた
柱の「灰汁洗い(あくあらい)」ですが
1階の和室と、二階の和室×2の合計三箇所を洗って7万5千円とのこと。
それぐらいで出来るならと、工務店さんにお願いした模様です。


●2階の部屋●

2階は、階段を上がってすぐ和室2部屋でしたが、ひとつを洋室に変更し、
状態のいい畳を残った和室で使う予定。

壁に下地のベニヤ板が貼られてゆきます。

押入れのあるほうの部屋が、洋室になるようです。

そして、あっというまに下地のベニヤ板が貼られ、フローリングになってました。早っ!!!


●雨戸の戸袋の塗り直し●

こうして、一階の床、水回り、1階2階の壁、床など、
主要部分の目処がたってきたところで、
建物の外側の補修ですが、

今回、大曽根さんは
「ホントは、建物の外側は、壁やら軒やら、
 全部塗りなおししたいところなんですが、予算の関係もあるので、
 今回は、外壁のひび割れを補修してもらう事だけお願いしました。
 ただ、雨戸の戸袋だけは、面積が大きいこともあり、
 見映えが違うように思ったので、塗りなおしてもらうようお願いしました。
 もうペンキがはげて、木もぼろぼろに裂けてましたから」

この、赤い四角で、囲っている部分がそうです。
「この部分をきちんと塗ってもらうだけでも、
 随分外観の印象が変わると思うんですよね」

大曽根さんは、木の上から塗りなおしてもらえれば・・・
と思っていたようですが、
工務店さんから
「木の上からだと、またはげるから、木の上を、
 ケイカルバン(駅の壁などに使われている材質のもの)
 にしてその上から色を塗りなおそう」とご提案いただいたそうです。

初めて知りました。ケイカルバン。正式名称「けい酸カルシウム板」。
木のように腐食したり、鉄のように錆びることなかれ。
高い断熱性を持ち耐火性に優れ、
防火、準耐火、耐火構造、共同住宅の壁の遮音としても使われる。
温度や湿度、経年による変質、変形の心配が少ないそうです。
う~ん、いいですねえ♪どうなるのか、とっても楽しみです♪

こうして、着々と工事が進んでいきます。
このあとは、細かい内装へ進みます。

●その3に続く♪

【それぞれの想い】孝行息子の中古住宅リフォーム記

昨年、一戸建ての中古住宅を購入した大曽根さん(仮名)から
「これから、リフォームをするんですけど、よかったら取材しません?」
というありがたいお話を頂戴しましたので、
編集部、取材させていただきました~♪

まず、今回お届けするのは、
購入直後の、「現況」の様子です。
こちらのお宅は、木造3DKで、昭和47年生まれの36歳。

玄関です。玄関扉にクロスを貼ってあるようでして、
家の中のクロスと同じ色なので、
クロスを差し替え、張替えを希望しているそうです。

台所です。キッチンは使えないので、入れ替えるそうです。

一階の台所の床です。どうやら給湯器の配管が漏れているらしく、
湿気のせいか、床が腐ってぐちゃぐちゃしているそうです。
水道工事が必要になってくるかもしれません。
ここの床の整備は必須ですね。リフォームのしがいがありそうです。

脱衣所です。床を張り替えれば問題なく使えそうです。

浴室です。追い炊き機能付きで、給湯器も入れ替えたばかりだったそうで
広くて使い勝手も良さそうです。壁を塗り替えたり、
細かいコーティングをすれば済みそうです。

トイレは水洗ですが、和式ですので、洋式に変える予定。

一階は、浴室、トイレ、脱衣所の他は、ダイニングキッチンと、和室6帖です。
洗濯機を置く場所が無いようなので、ダイニングキッチン部分に洗濯バンを
置く予定だそうです。そして、和室のほうは畳をかえ(表替えだけで)
襖が無いので、襖を張替えになりそうです。
付いていたエアコンは、まだ使えそうです。ひと安心ですね♪

所々、木が黒っぽいところがありますが、灰汁洗いをすれば良さそうです。
専門の薬が専門店で売っているそうです?!
自力でやってみようかな、と、大曽根さん。

しょうしょう、階段がきついようですが、
落ち着いて上り下りすれば大丈夫でしょうか?
こちらの階段は、最初は気付かなかったようですが、あとになって、
工務店さんのほうから
「フミヅラ(階段で実際に踏む面)ではなく、ケコミ(垂直な面)が
 ふにょふにょしている部分がある。指で触ってみてわかるほど。
 おそらく湿気ではないか? 修正する必要があります」
と提案されて気付いたそうです。
さすが、工務店さんですね! 素人ではなかなか、階段まで
一段一段、実際に触って確認することまでは気付かない!
フミヅラ。ケコミ。初めて聞きました♪

2階は4畳半の和室がふたつ、ベランダつきです。
こちらも、襖の張替え、畳の表替えになりそうです。
そして和室のひとつを洋室にする予定。
そうなると、畳が余るので、一番良い状態の畳を使用する予定なのだとか。

ベランダは、いいものでした!と、嬉しそうな大曽根さん。
「鉄だと思っていたら、アルミで丈夫でしっかりしたもので
 思っていたより広かったので、綺麗に掃除するだけです。
 窓も、サッシなど曲がりが無くスムーズで助かりました」
と、にっこり。

砂壁なので、薄いベニヤを貼りつけて、
その上に自然っぽいクロスを張る予定だそうです。

「柱は思ったより太く、屋根の雨漏りも無く、天井のたるみもなく、
 部屋の梁もまっすぐでした。一階の床が一番大きい問題ですが
 建物の基礎部分がしっかりしているので、
 最低限のリフォームで済ませたいです」
と大曽根さん。

この御家は、大曽根さんが、離れて暮らすお母さまと弟さんの
お2人のためにキャッシュで購入した中古住宅です。
もともと、ずっと団地暮らしだった、大曽根さんご一家。
今は都内でひとり暮らしの大曽根さんですが、
お母さまと弟さんは、ずっとそのまま地元です。
この中古住宅は、そんな地元から隣町で、離れていないのと、
お母さまのご実家が近いことから、
住み慣れた地域で、駅からも徒歩圏内。
買物なども便利で勝手も知っていて暮らしやすく、
身内が近くにいるのなら安心だと、お母さまも快諾くださったそうです。

「親御さんのために御家を購入!なんて親思いの、
 孝行息子さんでしょう!」 皆さん、そう思うはず!
「いえいえ~。母親の面倒は、弟に任せっきりですからね。
 自分の出来ることといったら、なんだろうと考えましてね。
 全然、親孝行なんかじゃないんですよ。
 ただ、母親が既にもう、新しい家に引っ越したら何を置くとか
 いろいろ選んで買ったりしていると聞きまして、
 楽しみにしてくれてるのがわかって、自分も嬉しいです。
 住みやすくて居心地の良い家にリフォームして、
 ゆっくり落ち着いてもらいたいですね」

現在、工務店さんに、見積もりを依頼し、契約も済んだそうです。
リフォーム代金は、大曽根さんとしては、
買った金額より高くはできないというのが精一杯だったようですが、
見積もり価格、工事内容共に、納得の行く契約内容になったようです。

さて、この中古住宅、どんなふうに生まれ変わるのでしょうか。
この後、何回かに分けて、リフォームされていく様子を
追って行きたいと思っています。皆さま、こう、ご期待♪

●その2に続く♪

【それぞれの想い】突撃取材 不動産屋さんの素敵なお宅拝見♪ 

2008年12月20日(土)、突撃取材でもお世話になっている、
東京都練馬区、西武新宿線中村橋駅にある「有限会社アンジュさん」に
取材に伺いました!

以前、アンジュさんを取材させて頂いた時は、
代表の田口恵子さんと、社員の野澤克資さんのお二人
でしたが、
アンジュさんには、もうひとりいらっしゃるんです。
田口恵子さんの息子さんである、田口真義さんです。

真義さん、実は、アンジュさんが一階に入っているビルの
3階のお部屋に住んでいるそうで、このたび
「私の部屋、取材しません?!」とありがたいお言葉を頂戴し、
本邦初公開、の、
「突撃取材 不動産屋さんの素敵なお宅拝見♪」となりました。

実は、この真義さんのお部屋、お母様である恵子さんも
入ったことが無いそうで、取材の日、一緒に中に入ったのですが、
初めてみる息子の部屋に
「なんじゃ、こりゃあー!!!」の連続でした(笑)
少なくとも3回は言ってたと思います。
そんな、
「なんじゃこりゃ?」な、お部屋とは、どんなものか、
皆さん、一緒に見ていきましょう♪

まずは、玄関入って、右手側は、もと和室だった6畳のお部屋で、
寝室&真義さんのお部屋のようですので、あとで見るとして、
廊下を突き当たりまで進みます。
入り口入って左側の壁は、大きな収納スペースになってました。
ちょうどビルの階段の上になるようです。

お部屋全体は、1DKになるそうです。突き当たりに、
手前左から洗濯機置き場、キッチン、お風呂、トイレ。
右側にお食事するテーブルと、ワンちゃん2匹のスペースです。


(メスのラブラドール「夏汐(しおん)」ちゃんと「海琉(かいり)」ちゃん。
 真っ黒ですが美犬姉妹さんですね!真義さん曰く、
 海のイメージで付けた名前で、字数、字画などにもこだわられたようです*
 ちなみに、編集スタッフ、実際お会いして思ったのですが、
 二匹は、アンジュの田口恵子さんに似てると思います*)

とにかく、テーブルの置いてある壁に掛かっている絵と大きな柄布、
そして天井からふんわりと下がっている布が、南国っぽい!!!
窓にかけられているのも、カーテンではなく布だそうです。
太陽の光がいっぱい入って、落ち着きます。

「もともと海が好きなんです。部屋に来た人が、
 バリ島や南の島に、ほんとうに行った気になるような、
 自分が南の島のコテージでお客様をもてなすイメージで
 この部屋を作りました。
 壁にかかっている大きな布は、アフリカの泥染めです。
 絵は、東久留米のお店で買いました。

 インド、ネパール、アジア諸国の輸入衣料雑貨屋で有名な
 『仲屋むげん堂』が好きで、よく行ってます。
 天井につけられている布は、
 女性のロングスカーフとして売られていたものです。
 その目的通りに使ってるものと、使ってないものとあります。
 ストールや、ベッドカバーなどもあります。
 窓のカーテンに見える物、あれは、布を止めてあるだけですし、
 余った部分はちぎって椅子にかけたりしてます」

「アジアン雑貨店や、インド料理などのレストランの飾り付けを見た時に、
 そういうお店に行かなくても、自宅で味わえないかと考えたんです。
 廊下からダイニングに向かって、寒色から暖色になるようにしています」

なるほどー! どうりで、わたしもよくアジアン雑貨屋さん、
好きで行ってますが、確かに、お部屋の雰囲気がそんな感じです☆
あの布を天井から下げているのは、とってもいいアイディアだと思います!
これ、自宅でも、できちゃうんですねえ~。
全然自宅でやろうとは思いつきませんでした!

「キッチンは、2口ガスコンロを設置できるんですが、
 置かずにミニ冷蔵庫とレンジを置いてます。
 料理は、例えば生野菜とかパンとか出汁用の煮干とか…
 料理せずにそのまま食べられるもの、を頂いています。
 お弁当とかハンバーガーとかは嫌いです。
 調理済みのものは食べません。あと肉類もまったく食べません。

 レンジは、お店で展示限定品で、売れませんと言われたものを
 お願いして売ってもらったものです。よくある既製の調理マークが
 ついているのが、いやなんです。このレンジのように、
 シンプルなスイッチだけのものがいいんです。
 このレンジは、もう製造されていないので、気に入っています。

 ダイニングテーブルは、竹木で、自給自足の雰囲気を出したかったんです。
 竹なんですが、実は、はりが2本しか入ってないので、
 真中に肘をつくと折れやすいのが難点です。そこだけ注意ですね。
 食器は、やしの実で、通気性がいいんです。
 なのでスープ系を入れると漏れてきます(笑)
 普通の食器だと割れるのが嫌なんです」

「この小さい銀色の熱燗はマニアックだとゆわれます。
 普通の電気やかんなんですよ。決して沸騰しない、熱燗の温度です。
 沸騰されると困るんです、猫舌なので。
 ハクション大魔王の壷のようなフォルムも気に入っています。
 鏡にもなるんですよ」

確かに、鏡になりそうです! そういえば、お部屋に、
鏡や時計やカレンダーなどが見当たらないです。
その代わりに多く目に付くのは、蛙の置物、オブジェが多いです。
そして、テーブルの上では、お香が炊いてありました。

「蛙は、幸せを運んできてくれると言われています。
 アジアン雑貨屋さんでも、よく売ってますよね。
 こちらは、ゲッコウです。害虫も食べてくれます。
 バリでは、家を守る神様といわれています。
 日本でも、ヤモリが同じように言われてますよね。

 お香は、好きで常に煙がでてます。
 朝、帰宅した時、寝る時など、よく炊いています。
 
 新宿の露天商でまとめて買い占めたこともあります。
 ハルクの前で、たまたまみかけ、訊いてみたら、
 何処よりも安い値段でした。ケースでかったら、おまけもつけてくれて
 嬉しかったです。あの露天商さん、今は何処にいるのかなあ」

さて、次に、真義さんのお部屋に戻りますよ。
と、その前に、玄関脇に靴箱が・・・。

「自分に合う靴って、なかなか捨てられないんです。
 この靴は、もうずっと前のです。
 下にあるげたは、北千住でフルオーダーで、
 自分の足型にあわせて鼻緒をつけてくれるんです。
 もう16年になります」

ここでも、蛙さんがいました。驚く無かれ、部屋の中だけじゃないんです。
ここで、いったん部屋の外に出てみると・・・。

ビルの階段を上がって三階が、真義さんのお部屋なのですが、
その階段スペースに、大きな布が張られ、蛙さんやお面がかけられています。

ちょっとブレてしまいましたが、あの沖縄のシーサー、可愛いですw
そして、この「まるげ」と書いてあるビーチサンダルも可愛いw

「ビーチサンダルは、葉山の「げんべい」で検索してもらうと
 すぐでてくる有名なお店ですよ。子供用もあり、可愛いんです」

ほんと、なんか、お話を聞いてると、真義さんは、
浴衣、下駄、ビーチサンダル、甚平が似合いそうです!

すると、真義さんに
「あなたは、着てるものとか、使ってるものを見ると、ネパールっぽい。
 アジアン雑貨屋さんに行ったら、自分が好きなものが、どこの国のものか
 見てみるといいですよ。なんとなく、ネパールっぽい気がします」
と言われ、びっくりです!
自分じゃ、そんなこと、考えたこと無かったので!!
今度、確かめてみます* ちなみに、真義さんはどこなんですか?
と訊いてみたところインド系とのお答え。不思議です!(笑)
今度、一緒にアジアン雑貨屋さん行ったらどうなるんでしょうね。
ひとつのお店見て回るのに、8時間くらいかかりそうです(笑)

さて、こちらが真義さんの寝室&お部屋になります。
もとは和室で6畳の広さ。入り口にかかっている暖簾も、
竹で、輸入品。一度、運ばれているうちに
ひびが入ってしまったことがあったそうですが
「しょうがない=そういうもの=アバウト」と思うことにしたそうです。
入って左側が、テーブルスペースです。
この籐のついたてが、いい目隠し&雰囲気出してますね~!
何気にある、背の高い椅子も、荷物置きにちょうど良い高さです。

「このテーブルとチェア-はセットではないんです。
 最初に、セットで売っていたチェア-だけが気に入ってしまい、
 そのあと、気に入ったテーブルが、最初に選んだチェア-に
 合うかどうか、写真に撮りながら念入りに確認しました。

 機能性を求めたインテリアなんですが、意外と座っていません。
 窓を開けて寄りかかってタバコを吸っているのが多いです。
 夏の終わりに住み始めたので、扇風機も無いですから
 上半身裸で窓を開けてタバコを吸っていると通りを歩く人と目が合うんですよ。
 犬の散歩にも行きますから、この付近で私を知らない人は居ないと思います」

「チェア-の長ソファーは、10月に犬の誕生日に犬用のソファーをニトリで
 購入したんですが、そこでみつけました。犬用のソファーが先なんです(笑)
 ほんとうは、エアコンも扇風機もつけたくないのですが
 犬を2匹を飼ってますので、温度管理でエアコンはつけてます。
 犬のために、どうしても温度設定は欠かせないですね。

 壁の絵は、いってんもの。布はインドの布です。
 ランプは竹でできていて、植物は、幸福の木です。
 ハワイの家の玄関によく置かれてますね。魔よけになるようです。

 灰皿は、見た目重視。魚の形のものは最初欠けていて
 売り物ではないといわれたのを、幾らなら売ってもらえるか
 確認して、売ってもらいました。実際は使っていません。
 実際に使っている灰皿は、100円ショップで買ったものです(笑)

 床に敷いているマットは手が込んでいる手編みのもので、
 実はコースターの縦縞と同じになるようにしているんですよ」

そう言われて、はじめてマットとコースターの柄に気づきました。
うわー、こういうの、気づくと、楽しいですね☆

右側半分が、ベッドコーナー。壁には窓と、ランプ、植物、柄布が。
天井近くには、インドの神様でしょうか。お面が飾ってあります。
アフリカ民族のお面や、なぜか孫の手やブーメランも。

「ベッドも竹です。ランプは手づくりのいってんものでした。
 枕もとにある植物は、旅人の木です。
 東西に葉が開くことから、旅人の目印になると言われています。
 樹液も飲めて役立つ、生命力旺盛な植物です。
 窓には布のカーテンではなく、スライドタイプのシェードにしました。
 ベッドは壁にピッタリつけたくなかったんです。
 置いてみたら、上も下も横もスペースが空いたので、助かりました。

 この部屋は、最初は何も無い、寝袋、洋服から始まったんです。
 それまで持っていた家具家電はリセット、一旦処分し、
 いちから買い揃えていきました。
 
 アジアン雑貨や洋服を売っているお店に好きで行くうちに、
 ディスプレイ品の竹のハンガーを売ってもらったり、
 竹に統一した家具を揃えていきました」

「ファン付きの照明は、どうしてもつけたかったんです。
 リゾートホテルの象徴ですよね。そして音楽。
 有線を入れるのに、天井のヘリにスピーカーを設置しようと
 L字型金具で固定したら、180度動くようになっちゃったんです。
 この回転式スピーカーは、有線の取り付け業者さんに感心されました。

 蛙の置物の下に飾ってあるのはゲッコウの柄の布ですが、
 それをかけている棒も、実は削れていて、売れないと言われた物を、
 売るとしたら幾らがいい?と値段をきいて、売ってもらったものです」

なんか、真義さん、お話を聞いてると、そういうのが多いですよね。
電子レンジしかり、魚の灰皿然り。。。でも編集スタッフも、
お店に行くと、非売品とか店長さんが好きで気に入って飾っている備品を
好きになることが多いので、その気持ちわかります☆

「引っ越しするときって、普通、
 持ってる荷物をそのまま持ってくるじゃないですか。
 今、あるものから、広がっていく。テレビ、ケーブル、
 テレビ台、ソファーなど、持っているものを基準に買い足して
 買い揃えていくから、どんどん増えていってしまう。
 
 自分は、何も無いところから、ゼロからのスタートだったんで、
 どうせならいつかやりたかったことをしようと思ったのが、
 この家作りのきっかけです。

 自分も家にいながらにして、リゾートにいるような気分になる。
 そして、来た人に、リゾートホテルに来たような気分になってもらって
 お客様をもてなす、が、家全体のコンセプトです。
 海辺のコンドミニアム、コテージを借りたら、こんな雰囲気かな。
 天井にはファンが回っていて、蒸し暑くて、こんな感じかな、と。

 ぶっちゃけ海外旅行に行ったら、やれあれがない、これがない、
 少々の不便があったりしますけど、
 その不便さが、また楽しかったりするんですよ」

「旅行から戻ると、現実に戻る、引き戻されるということですよね。
 であれば、自分の家が、旅先そのままだったらどうだろう。
 常に旅先、旅行しているような感覚になれる家。

 この家には、時計やカレンダー、テレビ、パソコンは置いてないんです。
 唯一、有線の機械に時計が表示されてて、
 いつも11時には爆睡中なのですが、ある日、いざ寝ようと思って
 時間を確かめたら、まだ夜8時だったことがありました。
 まだ、こんな早い時間だったんだ!と、びっくりしたと同時に、
 時間がたっぷりあることに嬉しく感じました。
 自宅でも時間を感じないことで急かされず、束縛されず、
 余裕が持てて、リラックスできるんです。

 贅沢するということ、求めるものが、違うと思うんです。
 いいテレビが欲しい、いい家具が欲しい、いい車が欲しい、
 文明的な利便性をどうしても追求してしまいがちです。

 お店に行けば、ボタンひとつで瞬間的にお湯が沸く便利なものを
 店員は奨めてきますが、自分は、沸騰しないほうがいいんです。
 自分は、それでいいんだと思ってます。そういう、贅沢をしたい。

 今までの人生で、何で今までそうしてこなかったのか。
 自分も、今までは、モノ、文明におぼれて余計なものや
 無駄なものをあふれさせ、気づかずに捨ててしまっていました」

「蛙はいろいろなすきまに置いています。
 こんなところにあった、と気づかれないようなところ、
 上にも下にも置いてあります。
 まだ、もうちょっと増やしたいとも思っています。
 私の部屋に遊びに来た時は、是非、
 蛙が何匹いるか、数えてみてくださいね」

有限会社アンジュの田口真義さんの「突撃!素敵なお宅拝見♪」取材でした。
いや~寝室も、居間も、お香のかおりが気持ちよくて、
アジアン雑貨屋さん、または、カフェにいるような感覚でした!

なかなか、よっぽどのことがなければ
今あるもの、持っているものを全て捨てて
ゼロから、イチからやりなおすということはできません。

ただ、気持ちとして、今からでも、すぐにできることはありますね。
自分にとっての、”自分の家”って、どういうところだろう。
100パーセント、自分の好きなものに囲まれて暮らすというのも
難しいですが、気持ちよく、嬉しく過ごせる「自分がおちついていられる部屋」
を自分で作る工夫というのも、楽しい毎日に一歩近づくことかもしれませんね。

有限会社アンジュの田口真義さん、どうもありがとうございました!


【それぞれの想い】夢のリゾートマンション買っちゃった記

■----- 編集部
編集長の知り合いの渡辺(仮名)さんが、リゾートマンションを購入されました。渡辺さんと、編集長はメールで近況報告など、ざっくばらんにしており、おめでたいことですので、このたび、記事としてご紹介させて頂きます!
渡辺さんは、どのように、リゾートマンション購入に至ったのでしょうか?
はじまりはじまり~☆

■----- リゾートマンション購入への道のり
私は、バブル期に、サラリーマンを経験しました。当時、お金があればなんでもできると勘違いしている経営者をうらやましく思いつつ、バブル後、結婚を期に、妻の零細企業に就職。その後、別に起業し、2足のわらじを履く昭和44年生まれの男です。

趣味は、動物・スノーボード・車。
動物は、猫五匹と暮らしています。雑種1、メインクーン1、ラグドール3が居るのですが、メインクーン8.5キロ、ラグ7キロ選手。知らない人は、猫という認識をせず、今の何!!!っと驚く、ツチノコ状態です。雑種は3kg弱なので、その差歴然。ちなみに、デブ猫なのではなく筋肉パツパツで8,5キロです。赤ん坊のときは、4000gで生まれてきたのですから、立派に成長しました。

5年くらい前から、スノーボードに行って、温泉にひたり、週末にのんびりしたい・・・・という願望と、いつかは別荘を持ちたいという夢が始まっていました。

場所は、スノーボードに行く関係で、那須限定でチラシや現地の看板、インターネットで探しました。別荘というのは、個人事業主から言えば、古いけれど、夢だねぇ。儲かったら欲しいねぇという夢の世界です。フェラーリの写真を見てああ、いつかは乗ってみたいなという気持ちと同じレベルです。

しかし、日々探せども、そんなにいい物件はありませんでした。調べていくうちに、別荘一戸建てのメンテナンス・防犯のデメリットが大きいことに気がつき、リゾートマンションという選択肢も視野に入ってきました。

夫婦2人でほっとできそうな、程よい小ささのマンションでもいいかという気持ちになったんです。その後も探したんですが、那須はマンション物件が少ないらしくあっても高い、古いという状態に二の足が・・・。

趣味の車ですが、1台目は、バブルのときに貯めておいた定期預金の満期で買った某ドイツのオープンカー。自分の贅沢のために買いました。2代目は、中古のアルファロメオ147GTAです。中古車選びは、物件探しと同じだと思うんですよね。価格以上に、コンセプト。1番大切なのは気に入った物が気に入った価格で買えるかどうかです。私は、私のした行動を後悔しない!!!が信条ですので、車もマンションものんびりとマイペースで行くことにしました。

結局、物件探しも頓挫したまま数年たってからです。草柳さんとの雑談中に、那須エリアには支店がないけれど、お世話になっている業者があるんですよっと、雑談でHPを教えてもらったんです。今思えば、ラッキーでした。
そこには那須にこだわっていた理由を忘れるくらいの、豊富な価格帯・物件!そしてその業者の姿勢の現れであるつくりのHPを見せていただき、胸の高鳴りが始まりました。

まずは定番の?業者さんが売ると儲かるお勧めコーナーを拝見。商売人ゆえ、うがった考えで申し訳ありませんが、やはり、ここは見なくちゃ始まりません(笑)。ここで、目に留まったものはまさに中古で理想のタイプの条件でした。価格良し・車のアクセス良し・スキー場まで5分で温泉付で24時間管理人常駐。

さっそくお気に入りに入れて、1週間ほど悩み、その他物件もチェックするものの・・・どうみても、他の物件や同じマンション内の仲介物件よりも10%以上はお買い得。しかし、25戸分譲の残り2戸。上の階で、きれいで、マイナス要因が無いはずなので、心配な気持ちがムクムクと・・・。何か売れない理由があるに違いない。そんな無意味な諦めるための言い訳を思いつつ、アクセスしてみると、なんと残り1件となったんです。舞い上がってしまった?私は、いつしか問い合わせるボタンを押していました。

■----- いざ、リゾートマンションへ
物件の内覧日を決めたんですが、スノーボード後に拝見させていただきたいという問い合わせと購入時にかかる、費用(手数料や税金、一時金など)、必要な書類は何かと書いて送りました。1時間後にはそつなく完全なメールが届き、仲介物件ではなかったので意外と安かったので、あっという間に、日程調整まで進んでいきました。

電話でのやりとりを2回する中で、ずっと気になっていたことを聞いてみました。「25件中の2件が残り、さらに最後の2件で、なんでこっちの1件があまってしまってしまったのでしょうか?」すると・・・驚きの!!!!???回答が。
「はい、不動産所得税(?)が部屋の面積で0.08足りないので免税にならないのです」というではありませんか。その金額19万円。
たしかに今回の予算の中では割合の大きい支出でしたが。勝手に「ちょうどそれだけ値引きしてOKだな」と心の声が響いていました(笑)
こうして、3日後に商談を決めました。結果、その日はスノボー無しにしました。

ここで傍と気がつきました。今更ですが、妻の存在を。
妻はお金を使うことが嫌いなのです。妻を説得しなくてはなりません!
「あのさー、そろそろ別荘が欲しいかなぁって思うんだけど」 「はー?何いっての?半年前に車買い変えたばかりでしょう?」 「うんー。出物があってさ、お得なんだよね」 「欲しいって言い始めたら買わないと気がすまないんでしょ?いいじゃん、買えば!・・・てか、車買ってお金無いって言ってたじゃん!」

おっとっと・・・完全なやぶへびです・・。でもここで焦ってはいけません。
「でも一応合意の上で買いたいじゃん」 「それは合意じゃなく私を説得するってことででしょ!」 「とりあえず、3日後の木曜日に見に行くから」 「はいはい、いってらっしゃい」 「いや、君も一緒に行くんだよ」 「いいよ!行っても同じなんだから!行かない!」 「いや、ドライブがてらに、温泉とヘギそばを食べるツアーにするからさ」 「ヘギそば?私が好きな?うーん。じゃあ行ってもいいよ」

と、このように、なんとか妻の合意(?)も得て、無事に行けると思ったら、出発前日になって「やっぱり一人で行ってきなよ」 「いや、二人で行くの。先方にも言ってあるから。(ね、お願い)」 もう、妻はとてつもなく不機嫌です。
そして当日。ハラハラしながら出発すると、サービスエリア好きな妻はちょっとご機嫌になり。東京からのSAにはいいもの少ないねぇといいつつ何か買ったりして・・・。ほっと胸をなでおろしつつ、なんとか現地集合に間に合いました!


■----- 内覧そして・・・
雨の振る中、入り口で待機して5分。不動産屋さんが来て内覧しましたが、なんという大きさ!800戸を超える超大型マンションでビックリしました!管理人さん経由で入り、共用施設を見て周りながら、このマンションの良さ、悪さ、などを聞き、その後部屋へ行きました。リフォーム済み物件ということもあり中はいたって問題なし。エアコンだけは湿度の関係で動作の確認が出来ないものの、その他の施設にも問題なし。

気に入った内容としては、部屋が綺麗で無臭。これ大事です!大規模修繕が完了しているのでどこも綺麗だし、温泉施設も綺麗で大きい。
スキーロッカーが大きくて綺麗。有料だけどプールがある。ペット可。24時間管理体制。不在時宅配便の受け取り・保管が可能。マンション内レストランが365日営業。規約が非常に細かく、徹底しているなと感じた点です。

逆に、いまいちと思った点は、内心、プールよりもジムが欲しかった。残念です。小さい部屋だったので洗濯機置き場が無かった。これは、そのまま、永住不可ってこと。あと、駐車場の規定が曖昧でした。駐車場確保約25%で、満車時は止められないという記載だけ。
他、温泉の営業期間・時期による使用時間設定が曖昧。大規模のせいか?企業の保養所としての利用が多いようなので、初めて使う人らしき方が規約を無視しているような感じを受けたのと、ごくたまに、お子さんが叫んでいる・・・くらいだったので、自分の中ではOKでした。

一緒に行った妻は・・・にこやかに、「いいんじゃないの?綺麗だし。欲しいんでしょ?」これを言うときはまだ反対ってことです。伊達に長年夫婦していません。駅前の不動産屋さんへ車で行き、「内覧してきましたが、いいですねえ」と、まえもって、匂わせていた、値引きを提示してもらうと考えていたドンピシャリの金額がきました!

聞けば会社としては、あと1ヶ月以上売れなければ値引きも考えるが、今の段階では、値引けないが、最後の1件なので店長さんが、社長さんに交渉してくれたという。もっともっと!と言えばあと少しいけそうな感じがするも、駅前の立派なお店・・・今後もなにかのお付き合いがあるかも。と考えていると、

金額が金額ですので、いつまでにご決定いただけるか回答をいただければ・・・ご帰宅後、決めてください。なんて言ってくれる心遣い。そもそも、内覧して気に入ったらすぐに決めるよという条件で値引きがでてきていると感じたので・・・嬉しかったですね。

そんなことで、あっさりと 「契約します。まえもってメールで訊いておいた、決まった場合に必要な書類と現金持ってきましたので、ハンコ押します」というと え?っという顔をするので、印鑑・現金を出して見せました。
店長さん一瞬圧倒された顔をしていましたが、 「え?あの?あ、はい。今から契約書を作成してきまーーす!」 と走っていきました。まさか、即契約とは思っていなかったようです。

この作成時間の間で、他のタワーマンション物件一覧表を見ながら妻に説明しました。同じマンションでたくさん出てるじゃない!なにが最後の1戸よ!っと、噛み付いてきましたが、「これは仲介物件でね・・・」 と、いかに今回の物件がお得なのかをアピール!
仲介手数料を支払って、リフォームすると、この値段なんだよ!それが、今回はこの値段なんだから!!っと説明すると、今回のお得価格にやっと、納得したようで、ほっとしました。

この後、書類ができて、重要事項説明で、契約。
終った後は、約束の!ヘギソバと温泉!不動産屋さん、ヘギソバのお店を紹介してくれて、温泉は、マンションの使える時間ですから是非!ということで、食後、温泉にも入ってきました。妻もご機嫌で、テレビを如何する、布団は如何するとはしゃいでいました。とりあえず、無事に契約できて、なによりでした!


■----- 購入後・・・
購入して二週間後、早速行こうとすると、妻の不満・不安・心配がもりもりでてきました。やはり、コミュケーション不足はいけません。

妻質問1:
見るまではよくある?別荘のボロと区別がつかなかった。虫もいっぱいいて、セキュリティも万全じゃないと思っていた。それが、見てびっくり。自宅マンションの共益部分より綺麗で完全に管理されている。下手な高層マンション以上の出来栄え。これって、毎月のかかる経費が無駄じゃないの?

夫答え:
月額もろもろで4万円以下。月1で温泉に行くと思えば時間を気にしない、延泊の可能性なども含み、それほど損ではないよ!(売る人のセールス文句?笑)

妻質問2:
ただでさえ、しょっちゅうスノボーに行っているのに、旦那がこれで冬に山篭りしたら、浮気でもするんじゃないか(疑惑の眼差し)

夫答え:
浮気するなら、こんなマンションなんか買わないで、苗場プリンスでも取るよね?(もっともな回答で回避)

妻質問3:あなたのお金で買った、あなたの家だから。ひとりで行ってくれば!

夫答え:だから二人で決めたんじゃないか!(と説得。)

すったもんだありましたが、購入後約1ヶ月。その間かかった費用は、雑貨、掃除用具、風呂の道具など・・ダイソーで合計5000円くらい。布団2組で2,3万円。テレビ 液晶20インチで4万円。消臭の光触媒造花2万円。電子レンジ2万円。

久しぶりに、新居に引越しみたいな感じで楽しかったです。不機嫌な妻も、説明をして少しだけ納得してくれたようです。二人で使う二人の物だからという共通の意識が必要で、それは声に出さないと伝わっていませんでした。

今回購入するまでに、編集長の草柳さんへ数回の雑談&相談をさせていただき、毎回、うなずけるようなアドバイスをいただけたお陰で、安い理由・高い理由・お得な理由・見極めポイントを勉強させていただき、欲しいと本気で思った瞬間から約2週間で、予算内で希望以上の物件が手に入りました。

もっとも、バブル期にリゾートマンションを見ていなければ、手が出ない物件だったと思います。探せば販売で70万円とか3000万円とか広さ、場所などによりさまざまです。でも、自分が欲しい条件のうち90%が揃ったこの物件はまさに、運命の出会いと、ナイスなアドバイスと、良い不動産屋さんに出会ったおかげです。

二の足踏んでいる人は、まず予算です。予算を決めたら、背伸びせず、予算内で理想が90%まで実現できるか?(今回の諦めポイントは湯沢まで2km以内=自転車でいける範囲)のみで、考えると実際に購入へ!という道への近道になることでしょう。

もちろん、適切に相談できる知り合いと良い不動産屋さんも必要な要素です。資産価値の考えとしては、大規模修繕や積立金、未払いの割合、管理の状態で10年後20年後の価値が変わるでしょう。バブルは来ませんが、リゾートマンションは底値に感じます。資産価値としてもつなら無駄ですが、20年後にゴミになってもいいやと諦める気持ちがあり、月平均2回以上利用できるなら、家族がいればいるほど、購入もありだなと思いました。


■----- 編集部
調度、渡辺さんと編集長が知り合う以前に、編集長自ら、リゾートマンションを購入していました。その後の引越しや掃除、エアコンの買い替え、家具や寝具の買出しなど、もろもろ蘇って参りました*

今回、渡辺さんは、スノボーができる地方でしたが、編集長は海が目の前。仕事があいたときに、ふらっと遊びに行けるよう買ったのですが、調度3月末に6泊7日して遊び倒してきました* どこかに旅行にいけば、毎月の修繕積立金と同じくらいの値段いきますから、そのぶんの宿泊代が浮くと思えば、このように、自分たちが有意義に遊べる、使えるリゾートマンションというのも、とっても有意義なものだと思います!

渡辺さん、このたびは、貴重な買っちゃった記を、どうもありがとうございました!是非とも、お仕事の合間に、奥様を連れて、のんびりお過ごし下さい♪


【それぞれの想い】きちんとしてる大家さんは好きですか?

「手が汚れる仕事が好きなんです」
これは、日本全国、何百何千人といらっしゃる、
建築・土木・電気・工事関係など、
現場で汗だくになって働いている皆様に朗報です!

とある、大家さん業5年の女性の方から
家のタネ編集部にメールが届きました。

前回お届けした、御宿リゾートマンション計画の
エアコン工事のレポート
【ささやかリゾート計画】エアコン工事その1♪
http://report.ienotane.com/2007/10/post_65c4.html
【ささやかリゾート計画】エアコン工事その2♪
http://report.ienotane.com/2007/10/post_05db.html
を見て下さった、その女性、Sさんから、
貴重なご意見・ご感想を頂いたのです♪

「わたしは、ああいう、手が汚れる仕事が大好きなんです。
 何枚も写真が載ってて面白かった。是非、こういう現場の
 取材レポートをこれからも見せて下さい」

なんて素敵なご意見なんでしょう♪嬉しい限りです♪
喜んだ編集部ちてな、そのSさんにコンタクトを取って
ご対面してきました。

大家さん業5年目というSさんに、
大家さんて、どんなお仕事なんですか?と
素朴な疑問を抱き、お聞きしてきました。

特定の場所がわかってしまうと、賃貸業ですから
差しさわりがあると困りますので、
地域も伏せさせていただきますね。

Sさんは、もともと、親御さんがお持ちだった土地に、
親御さんと一緒にアパートを建てて、家賃収入を得ながら、
1階をSさんの自営業の事務所として使うことにしたそうです。
アパートを建てて、5年。いつもほぼ満室だそうです。

ずっとOLとして働き、頂いたお給料から
会社が税金を払ってくれていた身だったので、
自営業になって、全部自分で支払わないといけない、
しかも家賃収入を得る大家さん業となると
税金の支払い面など、めんどくさくて厄介で大変だそうです。

「建物のローンはありますから、収入が無いと払えない。
 いつも一定の収入ならいいですけど、
 退室があったり空き室が出ると収入が変動しますので、
 そのあとの税金面が増えたり減ったりするので
 そこが苦労しますね」

今までずっとご自宅暮らしで、賃貸暮らしをしたことが無いSさん。
実際に賃貸の大家さん、不動産屋さんのやりとりなどを知らなかったそうです。
ただ、「きちんとしていないと嫌」な性格のため、

「消防点検などの時も、大切なのは、不備を見つけたら、
 大事にいたらないうちに交換していくということなのです」

え?消防点検って、デパートなどの大きな施設だけかと思っていました。
Sさんの場合、アパートと事務所が同じ建物のため、行なわれるんですね。
初めて知りました。

消防点検にも、点検の資格をもった業者さんがやるのと、
消防署の人がくるのとあるらしく、
義務づけられた、提出しなければならない書類や回数など、
いろいろ細かく法規で決められていることだそうですので、
ここでは割愛しますが、

「万が一の場合、あの時ああすれば!という気の緩み、怠りが、
 住んでる皆様、近隣の方々に迷惑をかけ、勿論自分にも返ってきます。
 なにか不備があって指摘された場合、きちんと改善することが大事。
 消防点検は義務ですからね」

さすが、きちんとしている、大家さん~。
なんだか、話を聞いてて、視界がキラキラしてきました♪

Sさんのアパートは最寄り駅から歩いて10分。
割と静かな住宅街なので人気があり、
空き室が続いて困るということは無いようです。

Sさんのアパートは4階建ての、ワンルームと2LDKが
半分ずつある、鉄筋コンクリートの洋風の建物です。

「最初に建てる時に、建築士さんと不動産屋さんに、
 家賃設定は最初から高めがいいよとアドバイスされました。
 はじめに家賃を聞いて、え?!そんな高くていいの?!と
 びっくりしましたが、高い分、建物、設備を
 しっかりしたものを提供すればいいんだよと」

この言葉の意味を、わたしなりに考えてみました。
家賃が安いと、家賃が安いところにしか住めない、
長く働いていない人や、収入が安定していない人、
住居や職場を転々としている人が入居する場合があります。
住居にお金をかける余裕がないと言うことは、
逆に住居空間、建物に感謝の気持ちや愛着を持つことはなく、
自分が住まわせてもらっている、借りているという意識が低く
こんな安いボロアパートなんだから、このくらいいいだろうと、
ないがしろにして、そのまま平気でいる、
使ったもの、借りたものを綺麗にして返すという、
当たり前のことができない方が残念ながら、
中にはいるということなのかもしれません。

うちの編集長は、自分がオーナーであるマンションの
入り口エントランスのポスト付近で、ポスティングされた
広告チラシが、たまに投げ捨てられているときがあると
必ず拾ってゴミ箱に捨て、
エントランスを綺麗にするよう意識しているようです。

「マンションのエントランスは顔。顔が汚れていれば、
 住んでる人のモラルも低いとみなされ、価値も下がる」
と編集長。

一人が、床にそのままチラシを放れば、
後の人も同じように捨てる。何枚も放ってあれば、
自分も同じにしてよいと思い、どんどん床に捨てられた
チラシが増えてゆく、悪循環ですね。

ところが、誰かが一人、きちんと捨てる、
綺麗にすれば、捨てる人は出ません。
でてもいつも誰かが綺麗にするよう心がけると、
綺麗なところに、ゴミを捨てると目立つので、
罪悪感が働き人はゴミを捨てることができない。

同じようなことで、よくいわれるのは、公衆トイレですね。
最初から綺麗なトイレは、汚すと申し訳なく思い、
なるべく綺麗さを保とうとする気持ちが働きます。
ところが、最初から汚いと、汚さに不機嫌になり、
汚いんだから、このくらい汚しても良いや
という気持ちになってしまうものなのです。

最低限のマナーを守る、
モラルを持っている方に入居していただくためにも、
建物や設備がしっかりと行き届いた住居空間を提供し、
お金がかかったぶん、家賃も高く設定されてしまいますが、
頂いた家賃や敷金、更新料で、確実に古くなっていく
消耗品である建物の維持管理にあて、
少しでも長く暮らしやすい環境に整えていくわけですから、
その家賃が払える方を大家さんが選ぶことも
必要だということなんでしょうね。

Sさんは、今のところ、
退去時の敷金返却などのトラブルは無いそうです。
「ちゃんと、敷金からお返しできていますからね。
 1度、更新料を払うことに抵抗がある、住んでもいいけど、
 更新料を払わなくちゃいけないなら、更新しない、という方がいました。
 その方は、契約の時にきちんと、更新料は払うというお話しを
 させて頂きましたし、了承いただいて契約させてもらっているので、
 更新料をお支払い頂けないなら、どうぞ退室してください
 とお伝えしました」

確かに、更新料がいらない、敷金も要らないという所もあるようですが、
退室時にクリーニング代、修繕代などかかると思うんです。
先に払うか、あとでかかるかの違いだと思うんですがねえ。

「大手会社の社宅を仲介するという会社から、社宅として
 借り上げたいと申し出があったんですが、実際に入居する人の
 氏名も連絡先も教えてもらえず、保証人さえもたててこなかったので、
 断ったことがあります。おまけに、仲介会社自体の公的書類を
 出してもらえませんでした。あるのかないのかわからない会社で、
 どこの誰か名前も顔も知らない人に、住んでほしくありません」

こんなところを経由して住んだ方で、
何かトラブルがあったら、たまったもんじゃありませんね。
確かに、そんな、わけわからない怪しい人は困ります。

「不動産屋さんにお願いして、入居者を探してもらっていますが、 
 契約の時には、必ず、行って、立ち会いますよ。
 どんな方か拝見し、うちのアパートに入居するに当たって、
 いろいろとお話をさせていただきます。
 例えば、消防の点検の時に必ず指定の日に
 私も立会いで、お部屋の中を見させて頂きますから、
 そのとき、お仕事などでご不在の場合、鍵を開けて、
 私と消防が室内に入って点検をすることなど、きちんとお伝えします」

借りる人が物件を選べるのは勿論ですが、
大家さんも、勿論、倫理観において、借りる人を選びます。
これは、人と人が同じ居住空間でお互い気持ちよく暮らしていく為にも
必要不可欠なことでしょう。

「うちは比較的高い家賃設定なので、学生さんの一人暮らしはありません。
 たいてい、一人暮らし、引越しを何回か経験している、
 30代のサラリーマン、OLさん、夫婦二人暮らしの方がほとんどです。
 なので、どの方からも
 『今まで何回か引っ越してきたけど、
 今までの大家さんの中で一番きちんとしてる』と言われます。
 他所の大家さんがどうなのか、全くわかりませんが、
 きちんとしていないと、気がすまない性格なので、嬉しいです」

お会いした日、アパートの入居予定の空き室を拝見させて頂きました。

「さっき、不動産屋さんが、見せに来たみたいなんですよねえ。
 こういうときって、鍵を閉め忘れる方もいるんで、
 気をつけないと・・・・」念入りに鍵がかかっているかどうか
確認してから、鍵を開けるSさん。
きっと、こういうところが「きちんとしてる」んですね*

ワンルームのお部屋でしたが、窓が多く、夕やけが入り、
空気の流れが心地よいお部屋でした!

「各部屋窓があるんですが、どの方向からも窓が欲しかったんです。
 同じ側面に窓が並んも、同じ流れですから嫌なんです。
 部屋の中の空気が循環するよう、流れるように、
 どの壁面からも窓を入れてもらいました」

Sさん、こだわりの窓は、決して大きいものじゃないですが、
きちんと光と風を感じられる窓でした。

「なかなか決まらない部屋があったときは、
 どうして決まらないのか考えました。
 前に住んでいた人がエアコンを取り外してしまったので、
 エアコンが無かったからだと気が付き、エアコンを付けました。
 そうしたら、すぐ決まりました。
 キッチンは、まな板を置けるちょっとしたスペースを入れて、
 調理しやすいように工夫しました。コンロは、最初、
 電気コンロだったんですが、結構安かったので最近、IHに変えました。
 住んでる人にも喜ばれました。自分が住むんだったら、
 コレは嫌だなとか不便な点は、なるべくなくすようにしてます」

キッチンは、一見カウンターキッチン風で、
一人暮らしでも、夫婦二人暮らしでも、使い勝手が良さそうです。

「特に女性の方からは人気ありますね。1度入居した方が、
 どうしても転勤で引っ越さなければならなくて、
 凄く気に入っていたからと残念がられて、嬉しかったですよ」

部屋を出るときに、点検していくSさん。
「あー!誰かトイレ使ったなー!」
トイレからSさんの悲痛な叫びが・・・。

みると、洋式トイレの便座が上がっていて、
「消毒済み」の透明の紙が落ちています。

「む~~ん。不動産屋さんだなあ。
 不動産屋さんが、部屋を見せに連れてきて、
 帰りにトイレしていくんですよねえ。せっかく消毒したのに~!」
うら若き乙女のSさん。残念そうに、再度水を流し、
ふたを閉め、消毒済みの紙を元に戻していました。
気持ちは、わかるような気がします。
綺麗にしてあるんだから、使って欲しくないですよね。
というか、使ったら、元に戻しましょう!
特に便座のふたが上がってると一目でわかりますよ・笑
(後日談ですが、Sさんは、わたしをお見送りしたあとに
 再度お部屋に戻って、トイレクイックルで掃除されたそうです。
「消毒済」というのがうそにならないように!
 さすが、「きちんとして」らっしゃる!(涙))

「それにしても、大家さんって、なにもしないで、
 家賃収入だけで生活できて、楽ちんでいいねえ~って
 言われたりしますが、実は結構大変なんですよ~」とSさんは苦笑い。

「大家さんという仕事ははじめてで、
 ちゃんとしているかどうかは自分ではよくわからないのですが、
 うちのアパートも5年経ってるので、
 これからどんどん、いろいろとお金がかかっていくと思います。
 住んでいる皆さんのためにも、ひとつひとつ、
 きちんと目をかけ、手をかけていきたいです」

大家さん業5年目のSさん、なんとも頼もしいお言葉です☆
そんなことを言ってくれる大家さんって、回りにいたかしら?
このレポートの題名でもある、
「きちんとしてる大家さんは好きですか?」
答えは「はい、大好きで~す♪」
こんな大家さんの物件だったら、喜んで綺麗に使いますよ♪

Sさん、とっても貴重なお話しを、どうもありがとうございました☆
これからも、大家さん業、がんばってください!(^0^)/☆

【それぞれの想い】高円寺 蜻蛉玉ばぶるすさん

高円寺の北口、パル商店街にある、「蜻蛉玉ばぶるす」さんは、
高円寺の中でも、お気に入りのお店のうちのひとつです。

落ち着いた色調の木と白い壁。色とりどりのとんぼ玉が並び、
アンティークな小物、蛙や象、ヤモリ、亀、梟などの置き物が、
そこここに顔を出し、目がほころんでしまいます。
店内でかかっている音楽が、外から歩いてきた雑感をぬぐってくれます。

眺め歩くと、ときどき、床の木のきしむ音がします。この音がたまりません。
真夏にお寺に行ったときの、蝉の声と、自分が歩く足音だけしか聞こえない、
あの静寂の中、こころが澄んでゆくのを実感する瞬間が、
ばぶるすさんにはあるのです。


「ばぶるすとは、泡。無常で、よどみに浮かぶうたかたです。
 とんぼ玉は、ガラス玉ですが、作るからには、使命を持っていたい。
 必ず変っていくもので、自分も変るし、そうじゃなきゃいけない。
 ゴールなんてない、あるわけがないんです。
 探究心がなくなったら終わりです。モチベーションを保つこと。
 70歳になっても、学ぼう、
 想像しようという気持ちを持ち続けて行きたいです」

店長の星野雅彦さんは、愛知県出身。

 「小さい頃から作るのが大好きで、考えてばかりでした。
 ダンボール1個出されると、まず考えて、
 えー、これがさっきのダンボール!?
 と驚かれるようなものを作ることが大好き。
 幼稚園の先生に文集で、
  『つくることが大好きな、まー君。考えるのが大好きな、まー君。
   どうぞ、そのまま大きくなってください』
 という言葉を頂きましたが、今でも心に残っています」

どうやら幼稚園の先生の願いが届いたようです。
地元で大工さんを経験後、上京します。

 「そもそもの上京の目的は、文芸の同人誌を立ち上げ、
  バンド活動と、劇団旗揚げでした。
  それぞれで柱となって活動してきた時間が、
  今、現在、とても役に立っています。振り返ってみれば、
  この経験を経たことで、今がある、こうなったんだと思います」

その後、星野さんは、
「シミズ舞台工芸」という、舞台美術専門の会社に就職します。
日本のコンサートの8割を担うという大手の「シミズ舞台工芸」。
有名なアーティストのコンサートなど多数作ってきたそうです。
大工さんの時に培った技術と、シミズ舞台工芸さんで学んだ、
会場設営、舞台制作などが、今のお店作りに活かされていたのです。

 「自分が本当にしたいことは何か疑問に感じ、
 29歳のときにインドへ向かいました。あとから考えれば、結果的に、
 自分が本当にしたいこと、自分の頭の地図の中で、
 ひとまず、自分の居場所を確認することができました。
 そして、次にどこへ行こうかと考え、インド旅行から帰ってくると資金をため、
 はじめは友人とともにインドネシア、インド、タイ、ベトナムなどの
 アジア雑貨の輸入会社をたちあげました。
 そんな中、アジア雑貨のなかのガラス細工、ビーズに特化していこうと決め、
 4年目の2004年にとんぼ玉専門店としてショップをオープンしました。
 アジアのガラスは、織物と同じで、
 それぞれの国の歴史や風土などの特徴があります。
 日本には、江戸とんぼと、現代とんぼがあり、
 現代とんぼは、現代アートとして、可能性があると感じたんです」

お店の中に入ったときの一体感と、とんぼ玉、ひとつひとつの抜群の存在感。
一周した時はみつからなかったのに、二週目で
「あ!こんなのあったんだ!すてき!」とみつかったときの喜びなど、
何度行っても飽きない、わくわくするお店の理由は、
こんなところにあったのかも知れません。

 「2月のリニューアルオープンでは、木工仕事が大好きですので、
 20日間かけ、全部、ひとりで作りました。
 大まかなイメージがあったので、図面などはひきませんでしたが、
 大正時代の建物が好きで、あたたかい感じ、
 薄暗い感じにしたかったんです。和の魂で洋の様式を取り入れる、
 言わば、ウッディーでモダン、シック、アンティークを目指しました。
 木は全部、杉のムクを使ってます。
 加工していない木で、節がいっぱいあるのが好きなんです。
 節の中って、細分化する組織を作っているのが、
 複雑怪奇で面白いんですよ。
 同じ材木で床もテーブルも作りました。竹は高知の虎ふ竹を使っています。
 明治時代からやっている専門のお店があり、ずいぶん探しました。
 壁は、京都のしっくい。扇型にいっきにぬっていくんです。
 このしっくいは、空気の汚れを吸着し分解し続けるんです。
 ですから、ばぶるすは、ずっと空気が綺麗なんです。
 天井は格子を組んで和紙を張って、
 真ん中は飛び石っぽく四角を曲線に並べてみました」

さすが、大工さんとしてお家や、シミズ舞台工芸で舞台を作ってきた星野さん。
たったひとりで全部作ってしまうなんて圧巻です。
天井も作ってしまったというから驚きでした。お店はこれで完成ではなく、
残った廃材で新たにケースを作ったりと、まだまだ増殖・進化中のようです。
星野さんがいいと思った、木、竹などを充分使って作りあげた、
ばぶるすさんでは、千差万別のとんぼ玉が一期一会の輝きで鎮座し、
お店自体が、お客様との出会いを静かに迎え入れてくれます。

 「日本人にはもともと、完成させない、完成させたくない。
 完成したものは壊れる、朽ちてゆく無常のものだから、あえて完成させない、
 という考え方があるんですよ。
 たとえば、お相撲は、昔は神事でした。
 土俵の東西南北の4ヵ所の俵を『徳俵』といって、
 少しだけ飛び出ている部分がありますよね? 
 このおかげで、大逆転が起き、相撲を楽しむ醍醐味に繋がります。
 日本は徳俵のように0か100か…ではない、
 中途半端、あいまいというものに趣をおいてるんです。
 また、法隆寺にあるような、物理的に不均一でも精神的な調和、
 全体としてのバランスを大切にもしています」

このお話を伺ってすぐ浮かんだのが、お寺のお庭です。
京都などの有名なお寺のお庭などは、
見ていても立っていても座っていても落ち着き癒されます。
あのお庭って、全部計算されて寸分狂わず、
考え尽くされて置いてあるんですよね。
どこに何をおくか、どんな角度で、どのくらいの距離で…。
それが凄く当たり前のように、違和感なく生きているんです。
しかも、どの季節でも、いいのです。
その季節に咲く花や植物、風や雨などの天候も
きちんと考慮されて作ってあるお庭。
1日の24時間ですら、朝日の昇り方、時間による日のあたり方、
影の指し方、夕陽を見送るのも、月を眺めるのも、
どれもその一番きれいに見える在り様を、ひとつの庭で、
自分の目、心ひとつで感じることができます。
見てるだけで心が無になる景色。お寺の庭が、苔が、木が、石が、
そのまま空や地中、人の心の中、過去、未来にまで繋がりそうな
永遠を呼び起こし、そのお庭全体が世界のようですね。

 「『家を建てるときは瓦3枚残す』という言葉があるように
 完成していないよと見せることがあります。
 建物は完成した瞬間から崩壊が始まる、
 だから、完成させないことで、壊れないことを願ったんですね。
 また、建物を建てるときは、1本だけ柱を逆さにする伝統があります。
 日光東照宮の陽明門は12本の柱のうち1本逆さで、
 【魔除けの逆柱(まよけのさかさばしら)】として有名です。
 何故、この1本だけを逆さにするのかというと、
 人間、絶対完璧じゃないよ、間違えるんだよ、という意味や、
 やはり、これも「建物はまだ未完成である」とみなし、
 建物が長持ちするよう願ったといわれています」

そういえば、以前、ある設計士さんから
「日本の住宅は、昔は遊びがあった。いい意味でゆとりがあった。
でも、現代になってから、なんでもかんでも、きっちりする傾向がでてきた。
全部釘で押さえつける、締め付けるような…。そのため、逆に、ゆとりがなく、
直接、打撃に脆くなってしまっている」という話を聞いたことがあります。
でも、それは建物だけではなく、
今の日本人のこころの問題にも繋がっているような気がしました。

星野さんのお話を伺って感じたのは、建物のゆとりは
「人間、絶対完璧じゃないんだよ、人間、間違えるものなんだよ」
という発想からきているように思いますし、
今も苦しみ悩んでいる人に知ってもらいたいですね。
贅沢すぎるなんでも叶う豊かな生活の中で、
こんなこともできない、これじゃいけないと、
自分で自分が許せない完ぺき主義ゆえの自己否定を重ねていけば、
その人の良さもどんどん剥がれていってしまい、
生きるのが嫌になってしまいます。
いい加減、不真面目な自己主張は眉唾ですが、
さまざまな状況、心模様を、許す、許さないではなく、
さらりと通り過ぎる風のように、受け流してあげられるような、
広さとゆとりを持ちたいものです。


★今回、家のタネとは別に
「とんぼ玉」の魅力について星野さんに語っていただいたレポートを、
にこにこネットで掲載しております。よろしければ
http://report.2525.net/2007/08/post_f0e1.html
こちらも、一緒にご覧ください!

【それぞれの想い】埼玉県川口市 木風堂さん 

注文家具を手がける、木香家さんにご案内していただいて、
埼玉県川口市にあります「くらしの工芸 木風堂」さんに行ってきました!

木風堂さんは、木の素材や、工芸品などを展示販売し、
年に数回、企画展や、ものつくり教室、自然講座など開催されています。

この、「木風堂」の看板ですが、栗の木で、店主の鈴木常久さんが書いて、
柴田重利さんが彫ったものだそうです!

この日、実は、店主の鈴木さん、熱があって体調がすぐれないということで、
いらっしゃらないかと思っていたのですが、あとからいらして、
木香家さんとお仕事の話をされていました。
わたしは、そのあいまに、少しお話を伺ってきました。

まずは、鈴木さんがいらっしゃる前、柴田重利さんが
工房で作業する前だったので、ご挨拶!

柴田さんの作品。機関車は、レールも全部、木!精巧~!!
石に見えるのは、木の化石だそうです!
どちらにあったんですか?!とおたずねしたところ
「秋田の川にいけば、ごろごろある」
そうなんですか~!木とは思えませんでした!

こちらは、その木の化石を磨いたもの。素晴らしいですね・・・!
この色合い、自然そのものなんですよね、うつくしすぎます。

柴田さんは、小学校に上がる前から
ナイフで木を削ってなにかしら作っていたそうです。

「木はひとつとして同じものは無い。みな、表情が違う。
 趣味で40年以上つくってきた。人が作れないものを作りたい。
 ふくろうも作っているが、ふくろうは、ふっくらとかわいいものをつくりたい」

木香家さんから「滅多にあえない人と会えたんだよ、よかったね~!」
と言われ、目の前の大御所に、あまりたいした質問も出来ず、
見せられた化石や作品に「うわ~♪すご~い♪おもしろ~い☆」
と感激の連続で終ってしまいました・・・。

木風堂さんでは、柴田さんの作品がたくさん展示販売してあります。
詳しくは、こちらをどうぞ↓(木風堂さんのサイトより)
http://www.liqabell.co.jp/siba.html

木風堂さんですが、お店(ギャラリー)そのものが、
伝統的民家建築である軸組工法で創られた、ぎゃらりーでした。
木が組み立てられて、あわさって、できているこの建て方。
一歩中に入ると、柱、梁、天井から木の匂いに包まれ、
外からの光や風が感じられる、なんとも「懐かしさ」あふれる空間でした。

途中、ご夫婦のお客様が何組もいらっしゃいましたが、
みなさん、入り口から入ると「うわあ~・・・」と
天井や中を見渡し明らかに、外と違う空気感に表情がやわらぎ、
この木風堂さんの澄んだ居心地の良さを物語っていました。

わたしが物心ついたときから育ってきた住宅は
「機密性」がありすぎて、なにも逃げていかない、
湿気や空気がたまりこむ、というような構造のものばかりでした。

木風堂さんの建て方だと、暑いときは暑く、寒いときは寒いのでしょうが、
本来、自然はそういうものじゃないでしょうか。
暑くても寒くても、木そのものが、緩和・調和してくれるような気がします。
人と一緒に空気を吸って吐いて、ぬくもりを持っている。
コンクリートの壁だと、跳ね除ける、反射するような冷たさを感じてしまいます。
結露などが、壁をしたたるのを見ると、人がつくったもので
人が首を絞められるような錯覚におちいるときがあります。

「植木、盆栽、建築まで分類が細かく分かれすぎている。
 トータルで木を考えたとき、木がどれだけ、わたしたちの役に立っているか、
 わたしたちの生活に貢献しているか、どこでにも、あたりまえのように、
 ありふれている木のことを、ほんとうに、わかっている人は少ない」

熱が出てても、いらしてくださった、店主鈴木さん。

「木が好きという人を増やしたい。そうすれば、木を大切に、
 大事にする人が増え、環境もよくなる。ウィルスをばらまきたい」

独特の言い方ですが、鈴木さんがおっしゃるには、

「木を植え、育てる、緑を増やせば、二酸化炭素を吸収する。
切っても、家や家具になり、身近で役立つ。
化学物質塗料を使わない自然系塗料を使ったり、金具も出来るだけ
使わないようにすれば、廃棄、焼却しても有害物質が出ない。
こうして100年使える物を作って利用する。使い終わった木は、
焼却して灰になっても手が荒れない石鹸や洗剤として使え、肥料にもなる。
肥料になって土に還り、また植物を育ててくれる。
木は常に循環しているのです。」

目から鱗でした。あまりにも身近にありすぎる木。
ただ身近すぎて、
「木がこんなに、与え続けてくれていること」を知りませんでした。
また、それを知るきっかけも今までとくにありませんでした。

木でものをつくっている人を見ると「凄いな」と思うまでで
木の特製や、その育つ過程、どうやってここまできたかなどは
あまり深く知ろうとしていませんでした。

「自然の中で人間は生かされている。自然が全て。
 石ころに感動するような気持ちを忘れないで欲しい」

人も自然に生かされている。
木はずっと、一緒に生きてきたわたしたちに
どんな形になっても、与え続けてくれています。
わたしたちは、木になにができるでしょうか。
自分の気に入る形になった木を所有して鑑賞したり、
木や植物を植えて育てたり。同じことでも
「わかっていてすること」と「わからないですること」は違いがあります。

日本人は、ずっと突っ走って便利に発展してきたと思います。
周りにある、木や土、水や空気など、あたりまえにある
すばらしい恵みに振り返ることなく、自分のことばかり考えてきました。

ふと立ち止まって、気がつくときがもうきているのかもしれません。

便利はほんとに便利かい?気がついたときには
ほんとうに大切なものが、あなたの周りからなくなっちゃうよ
そんな声が、自分の頭の中でしました。

木風堂さんでは、このたび、「自然の美 木の美会」が発足されました。
木の好きな人、自然をこよなく愛する人、地域を大切にする人、
環境を考える人、手仕事が良いと感じる人を増やし、
それぞれの関心ごとについて自分の思いを語り合える場を
作ることを目的とされています。

年会費は1,000円。
入会記念として、木のさいころセットがもらえます!!
さっそく、わたしも加入してきました☆
(一緒に映っている廃材は、気に入ったので貰ってきちゃいました♪
 ありがとうございます♪)

この木のさいころは、3cm四方でひとつひとつに刻印が打ってあり
とっても可愛いです☆販売してある物は、4個セットで500円です。
ひそかに、数字を0から100まで揃えたい・・・と思ってしまいました*
中には木の一覧表があって、その4個がどの木かわかります。
わたしのは「かや」「せんだん」「はぜ」「にっき」でした☆
個々にひとつずつ、好きなのも買えます!
こういうのを見ると、子供さん、小さなうちから、木のさいころや、
積み木などで木と触れ合う、木で遊んで欲しいなと思いましたね。

この年会費や、木のさいころの収益の一部は、地球温暖化防止活動をしている
NPO法人川口市民環境会議に助成しているそうです。

「木は二酸化炭素を固定しています。木を使い、利用し、身近に置くことで
 地球温暖化防止に役立ち、自然環境を守ります。木に関心を持ち始め、
 木を好きになることは自然を愛し、人を愛することにつながると思います。
 木風堂は、木の好きな人が楽しむ、楽しめる場所です。
 見る楽しみ、使う楽しみ、作る楽しみ、くらす楽しみを提案、提供します。」

店主鈴木常久さん、お熱があって具合が悪いときに、
どうもすみませんでした、そして、ありがとうございました!
また改めて、編集長と車で遊びに行きます!

木風堂さんのお隣は、川口市立グリーンセンターという
自然いっぱいの公園です。
地域の幼稚園や小学校のハイキングコースでも有名だそうです。
是非、ご家族皆様で、どうぞ遊びにいらしてください。


木風堂 http://www.liqabell.co.jp/
〒333-0834 埼玉県川口市安行領根岸2244-3  TEL048-299-9539 
営業時間  11時~日没まで 
営業日   金、土、日  
準営業   水、木
加工、木工講座、仕入れ等のため閉めている場合あり。
確認お問い合わせください。
月、火    休み
交通/鉄道
      地下鉄南北線直通 
      埼玉高速鉄道「新井宿駅」下車①番出口より徒歩15分
  /車  東北道浦和インターより約15分
      首都高速 新井宿インターより約2~3分
  /バス JR川口駅東川口から⑨番乗り場
      「戸塚安行駅」「東川口南口行」 グリーンセンター入口下車100m


【それぞれの想い】ギャラリーブリキ星さんの場合(東京・西荻窪)

西荻窪にある、ギャラリーブリキ星さんは、わたしが大好きなギャラリーです。
作家さんの企画展(ギャラリー)と、常設展(店舗)の2本立て運営をされています。

ギャラリーブリキ星の店主、加川さん。20年前から古いものを見て集めていく趣味がありました。53歳のときに、突如、自分はこのままでいいのか、自分を削る、削ぎ落としたいという気持ちに突き動かされ、2年後に会社を辞めることを宣言。この2年でいろいろな準備をしていきます。

いろいろ考えた結果、趣味の延長線はやりたくない、新しい作家さんをどんどん紹介していく企画展と、店舗の形態にすることに決め、

人が来る様な場所で、大勢の人に来てもらう方向でいくのか。人が来ないような場所、閉ざされた廃屋のような環境で限られた人数だけ開放していくのか。

まだ、決めかねていた加川さんは、状況によって様子を見ようと、借りる事も、買うことも視野に入れて物件探しをしてゆきます。

そうしたなか、西荻窪にある古い呉服屋さんと出会います。ここをリフォームしてギャラリーにしよう!借りて毎月家賃を払うのに、売り上げと家賃と存続で悩むより、買うための借金をしても、家賃がかからない方がいいだろうと考えたのでした。

早速、業者に見積もりを依頼します。ところが、リフォームをしても、新築と変らない金額がかかること、そして、そのくらいのお金をかけても、満足はいかないだろうという結果だったのでした。

仕事を辞めて、走り出してしまった。先に進むしかないと、都内に御住いだった御家を売って、この土地を買うことに。絵描きのお友達さんが紹介して下さった建築家さんと新しくギャラリーを建てるための、話し合いが始まりました。

まずは、建物を壊し、建築家さんとプランを出し合います。加川さんの中に、自分では、とうてい、かっこよい機能的な建物はつくれない。けれど、統一された完成してしまった隙のないものは苦手、という意識があったようです。

「小屋のような「未完成」をテーマに、自分自身がいて、心地よい場所にしたい」

この点を重要視して、具体的な形にするために、週1回3時間、50時間・・と議論を積み重ねます。壁、床、段差に至る、ひとつひとつまで、気が遠くなるような長い時間をかけて、案を出してすりあわせ、修正してゆく作業が続きます。

壁は、コンパネの上から左官屋さんに塗ってもらい、釘を刺したり抜いたりしても穴が目立たないように工夫してもらっています。木材は、山小屋がイメージなので、杉と松を。トタンの屋根は、アルミメッキ加工してあり、雨の日でも、雨音が伝わってまた別の一面を見せてくれる空間へと変りました。

吹き抜けになっている天窓スペースは上があいている事によって、空気が流れ、広く感じます。時間の変化とともに入る日の光と、夕刻に灯るライトの点燈も楽しめます。

「自分の居場所、自分が座っていて、お客様も座ってお話したり、お茶を飲んで頂いたり、展示スペースとしても使える畳の空間、ここは最初から、こうしようと思っていました」

加川さんのお気に入りの、加川さんがいらっしゃる畳のスペース。天窓スペースと、畳の空間は、今思えば、ブリキ星さんになくてはならない場所であり、ここがあるから、観に来た方が、静かに、ゆっくりと、座ってお茶を飲んだり、加川さんのお話を伺いながら、ギャラリー内を見渡して、また違った角度から、光や作品を感じることが出来るのです。

「いかにコストをおさえるかという点もあり、想像よりかかってしまって、苦労したけど、こういう空間だから、こういう展示会ができた。こんなふうに、作家さんが来てくれた。建築家さんのおかげで、この空間ができた。建て終わってしまうと、建築家さんとは、絶縁状態になってしまうこともあると聞きますが、お客様をお連れ下さったり、良好な関係を続けさせて頂いています」

ギャラリーブリキ星さんは、OPENして丸6年になります。常設展、企画展と、作家さんの作品や展示する物によって、たえず、風景がかわる空間です。ギャラリーとしての建物は同じなのに、一歩中に入ると、そこに広がる展示空間はいつも、違うのです。この清々しいくらいの気持ちよさは、1度でも行ったことのある人にとって、きっと忘れられないものとなるでしょう。

最後に、ブリキ星さんでも展示会を開催、絵を展示している作家の神保健城さんより、作家さんから見た「ブリキ星さんの魅力」をお聞きしましたので、ご紹介させていただきます。

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ブリキ星さんの魅力は言葉に出来ない感じる部分が多いのですが、初めて行ったときは常設展の時で、数多の骨とう品、いろいろな作家さんの、陶器作品などが置いてありました。

ギャラリーのなかに初めて入った瞬間に、その狭くて広い空間性に魅力を感じ、できうるならば自分の絵を飾りたい!と思い、オーナー加川さんに打診をしたところ、置いてもらえるようになり、そして幾つかの作品が売れてゆきました。

売れた時に思ったのは、自分の作品が云々とういうだけでなく、ブリキ星という場所の静寂した空気と、オーナー加川さんの、押し付けがましくない、ゆったりした人柄の影響があると思いました。

西荻窪の駅から近くはないけれど、時間をかけて行ったとしても、必ず何かしらの発見や出会いのある、魅力的で素敵なギャラリーだと思います。
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ブリキ星さんは、いつだって受け入れ、与えてくれています。目、耳、肌、五感で、「自分が今、ここにいるということ」を感じて頂きたい、そんな気持ちになるギャラリーです。


■ご参考(ブリキ星さん関連記事)

 ・高橋正子展レポート(にこにこネット)
   http://report.2525.net/2007/05/post_2109.html

 ・内海満昌展レポート(にこにこネット)
   http://report.2525.net/2007/04/post_2de6.html

 ・常設展レポート(にこにこネット)
   http://report.2525.net/2007/02/post_b260.html

 ・ギャラリーブリキ星
   http://members.jcom.home.ne.jp/burikiboshi/